大会12日目

　
　第１試合は見事な投手戦であった。しかし、それは予想外の展開であった。光星学院の投手力がやや弱いので、桐光学園がある程度は点を取ると思ったからである。

　決勝点となった８回の３点は、余計は四球を出して、３番の田村にまで回したのが痛かった。そして、４番の北條の時のレフトの守備。解説者の指摘のように浅すぎた。

　とはいえ、光星学院はさすがだ。役者がきちんと松井を捉えたのだから。

　松井としては、初戦から三振を取り過ぎたことが仇となったような気がする。それで球数が多く、疲労が溜まっていったからな。だから、今日は球速が140kmに満たなかった。

　それにしても、桐光学園は打てなかった。松井が見殺しであった。桐光学園打線はかわい子ちゃんでなかったと思うが…。

　果たして、来年も甲子園で松井を見られるか？　横浜にも好選手が残っているし、その限りではない。

　第２試合は予想外の大差であった。実力差もさることながら、天理に余力がなかった。

　大阪桐蔭としては、浦和学院の方がずっと嫌であったろう。って、しつこいよ。

　森は本当にいい捕手だ。今日は先頭打者ホームランに、バントの好捕球。

　今日は披露する機会がなかったが、鉄砲肩も持っている。もしかして、わしが見た中で、歴代�ｂP捕手かもしれん。

　抽選の妙で、光星学院と大阪桐蔭が準決勝で顔を合わせないことになった。博徒でなくファンに徹しているわしにとっては、理想的な組み合わせだ。

　問題は、準決勝でムーミンが澤田を先発させるかもしれないことである。中１日の休養があるんだし、ここまできたら藤浪と心中すべきではないか。

　明日の準決勝は、イマイチ盛り上がらん。明徳義塾、作新学院と、言っちゃぁ悪いが、悪役が登場するしな。

　わしは明徳義塾は嫌いではない。が、作新学院は好きでない。船田一族が牛耳る学校は応援せん。

　ともかく、明日も９時起きだ。ただし、目覚ましは掛けない。明日は目覚ましと勝負だ！