真面目すぎる青年
パートの青年のプレゼンは、リハーサルの時より格段に良くなっていた。リハーサルでダメだしを食らったので、家で練習してきたのであろう。
もしプレゼンをやるのが号泣組翁で、翁がリハーサルで痛烈にダメだしされたとしたら…。本番はもっと悪くなるに違いあるまい。それが翁ワールドなのだ。
今日も上司に、「翁にプレゼンをやらせたらどうですか?」と聞いたら、「怖いもの見たさはあるな」と返ってきた。でも、「絶対にやらせられない」との結論は変わらなかった。
それにしても、その青年の腰の低さと言ったらない。掃除のおばさんにも深々と頭を下げて、「いつもお疲れ様です」と声を掛けるのだから驚くばかりだ。
かといって、決して慇懃無礼ではない。そこが、その青年の素晴らしいところである。
その青年をパートとして採用したのはとっつぁんである。昨年、わしが入院中に、とっつぁんが率先してパート探しをしたのであった。
しかし、それが結果として自分の首を絞めることとなった。その青年の採用でパートの枠がなくなったわけだからな。なんだか、大阪桐蔭が‘いわゆる森ルール’の適用で敗れたのとダブる。
もっとも、パートが1人もいなくても、とっつぁんがパートとして残れた可能性はゼロであったろう。割り増し退職金をもらって辞めた人間が、またそこで採用される道理があろうはずがない。それ以前に、上司にあれだけ嫌われていてはダメよ。
あらためて書くまでもないが、その青年の仕事に対する真面目ぶりは、とっつぁんとは月とスッポンである。あそこまで熱心に仕事する人間もそうはいない。
いや、翁がいた。ただ、翁の場合はベクトルの大きさは大きくても、ベクトルの方向が違っていることが多いのがぁ。その点、その青年は仕事の方向性も正しい。
わしとその青年の仕事ぶりを比較しろだと? それについては、ここでは申し上げない。
今日はいいものを見たわ。バレンティンの逆転スリーランだ。
副音声で実況をしてたとかいう中居よ、ざまあだ。そういう企画をした担当ディレクターもクソを食らえ。
明日は休みだし、今日は気持ち良く布団に入れる。明日の引きこもりデーも楽しみだ…。
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