予選展望
まじで仕事が終わらねぇ。今日も土曜だってのに残業になった。
とっつぁんの抜けた穴は、そんなに大きいのか? いや、そんなことはない。
では、なぜ、こんなに残業時間が多くなったのか? それは、わしにもようわからん。
今日は、昼休みに紀伊国屋に行ってきた。そんなもん、予選展望号を買いに行ったに決まってるだろ。
4冊あったが、日刊スポーツのは手に取りもしなかった。ミーハー向けに書かれた雑誌に用はない。
「ホームラン」、ベースボールマガジン社発行の本、「報知高校野球」とも、松井が最も大きく扱われていた。特に、前二者での取り上げ方が異常であった。
その点、報知高校野球は、安樂と大阪桐蔭の連覇についても特集していた、さすがは「報知高校野球」である。
しかし、ここ数年において、1人の高校球児がここまで注目された年はないのではないか? あの中田でも、ここまではなかった。
松井には当然のことながら、チームにも相当の重圧が掛かろう。松井が予選で消えそうな予感がしてならない。
以下、注目の地区をピックアップしてみた。
・宮城県
ここ5年で東北勢最強の仙台育英が抜けている。投打に軸が2人ずついて、選手層も厚い。圧倒的な強さで予選を勝ち抜くだろう。
ただ、仙台育英に命運を預ける博徒は少ないと思われる。選抜で見せたような脆さがあるからな。
・埼玉県
秋には実力が拮抗していた浦和学院と花咲徳栄だったが、浦和学院が差を広げている。しかし、「報知高校野球」は、「選手個々の力は花咲徳栄の方が上」と書いている。
埼玉は他にも伏兵が何校も居そうだし、浦和学院が絶対とは言えないかもしれない。浦和学院が負けたら絶叫マシーンになる。
・東東京
三白眼の男のチームは、昨年より相当スケールダウンしているくせぇ。それでも、優勝候補筆頭に推されていた。関東一の中村が復調すれば、三白眼の男には脅威だろう。
・西東京
日大三は強いんだか弱いんだか、ようわからん。言えるのは、2年前のスーパーチームとは比較にならないということである。
早実は、申し訳程度に2番手扱いされていた。わしは端から期待しとらん。
・神奈川
今年、最も注目度が高いのは間違いない。大会委員長は桐光学園が予選で敗退したら、閉会式の挨拶で、「松井君を甲子園で見られなかったのは残念」と言って、また顰蹙を買うかもしれん。
ともかく、tvkが映るのが大きい。準々決勝以降の松井が投げる試合の日は全て出前か?
・愛知県
東邦が全国クラスのチーム力を秘めていると聞いている。しかし、秋も春も勝ち切れないのが難点だという。それだけに、夏の大会を勝ち抜いたらチームに自信がつき、甲子園では台風の目になるかもしれない。
・岐阜県
県岐阜商が強い。その強さは、選抜で花咲徳栄を寄せ付けなかったことと、大阪桐蔭の夏春連覇を阻止したことから実証済み。
ただし、岐阜大会はけっこう波乱がある。甲子園出場が絶対視された2003年の中京、2011年の大垣日大が予選で無名校に足元をすくわれている。
・大阪府
大阪桐蔭が評価をだいぶ落としている。打線は昨年以上ということだが、投手力がかわい子ちゃんでは…。ムーミンの悩みは深い。
3誌とも、大阪桐蔭より履正社の方を評価している。注目は、大阪桐蔭と履正社がどの段階で顔を合わせるかである。
・兵庫県
報徳学園と神戸国際大付が2強か。報徳学園は、選抜では優勝候補に挙げられながら、あっけなく負けた。神戸国際大付の方を甲子園で見たいというのがファン心理である。
・和歌山県
毎度おなじみの智弁和歌山に黄信号がともっている。実際、打線が例年より遥かに小粒のようだ。そんなのは智弁和歌山じゃねぇ。
・岡山県
全国レベルの実力を持つ関西がスランプに陥っているとか。2年前もそうだった。
が、夏にはチームを立て直し、甲子園ではベスト4まで進んだ。その再現がなるか?
・広島県
広陵が1番手ではないのか…。それでも、広陵のチーム力は侮れまい。
選抜では1番を打った下石が3番になった。そりゃ、そうだわな。夏の大会で1番・ピッチャーでは暑さにやられる。
・香川県
尽誠学園が久々にいいチームを作ったようだ。尽誠学園といえば、2001年の大型チームが印象に残る。
・愛媛県
済美が燃え尽き症候群になっているという話である。安樂を夏の大会で見られない可能性が高そうだ。
・高知県
エース級が2人いるのが強み。2人の継投が決まれば、馬淵のおっさんのチームも勝てまい。
今年も、予選で何度も吐こう。それは覚悟のうえだ。
と、ここまで書いて、力尽きた。明日は将棋の時間までに起きられそうにない…。
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