五十歩百歩

 
 今日の昼休みに郵便局に行ってきた。

 目的は2つ。1つは、年賀状の4等賞品をもらうため、 もう1つは、郵便物の転送期間の延長申し込みのためである。

 年賀状の4等賞品には吐かされた。80円切手が2枚と思っていたところ、50円切手と80円切手が1枚ずつたぁ。

 今まで80円切手2枚と勘違いしていたわ。なぜ勘違いし通しだったのか、自分でもようわからん。

 それにしたって、50円切手と80円切手が1枚ずつとはセコ過ぎる。4等が当たる確率が50分の1なのに、まったくフザケた話だ。せめて80円切手2枚にしろ。

 郵便物の転送期間は、今月の24日までになっている。だから延長しないと、実家の借り手にクソ迷惑を掛けてしまう。

 郵便物の転送期間が1年間なのがハガい。郵便物の転送期間の延長申し込みは、何回まで出来るのだろうか? 何回でも大丈夫だと思うが…。

 今日、上司に、「雨で休むのと、高校野球で休むのと、どっちが出前理由として甘いですか? わしは、高校野球の方が真っ当な理由だと思いますが…」と聞いてみた。そしたら、「そんなの、五十歩百歩だよ」と言われた。

 あんだと? そんなことあるかい。

 それで上司に、「高校野球で休む場合は家の中で有意義なことをやっていますが、雨で休む場合は無為に時間を過ごすだけですから」と反論した。上司は、「僕に言わせれば、どっちも無為だよ」と吐いていた。

 その辺のやり取りは、ブラック企業に勤める奴からすればブン殴りものだろう。

 上司も、「五十歩百歩」と言うところに品がある。わしなら、「目くそ鼻くそ」を使う。

 ちなみに、「五十歩百歩」は、孟子が言ったとされる。以下が、その書き下し文だ。

 
「孟子対へて曰はく、

  『王戦ひを好む。

 請ふ戦ひを以て喩へん。

 填然として、之に鼓し、兵刃既に接す。

 甲を棄て兵を曳きて走る、 或いは百歩にして後止まり、或いは五十歩にして後止まる。

 五十歩を以て百歩を笑はば、則ち何如』と」


 来てはいけない誕生日まで、あと4日。一、二塁間に挟まれた走者のような気分である…。



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