甲子園練習の記事

 
 亀田三男の判定勝ちに文句はない。ただ、有効打はほとんどなかった。だから、試合としては盛り上がりに欠けた。

 亀田3兄弟が3人とも世界チャンピオンになったことは、チャンピオン乱造時代を象徴している。三男はともかく、長男と次男は、昔ならチャンピオンになれていないのは確かである。

 昔はチャンピオンの数が少なかったので、挑戦の機会も限られていた。ファイティング原田が、「僕の時は10人くらいしか世界チャンピオンがいなかったからね」と自慢するのもわかる。

 今日、箕島が甲子園練習したことが日刊スポーツのサイトに載っていた。

 「79年の春夏連覇など同校を4度甲子園大会制覇に導いた故尾藤公元監督の長男、尾藤強監督(44)は『やっぱり聖地だなと改めて感じました。最高に箕島らしいパフォーマンスをしていきたい』と感慨深げに話した」 

 う〜む。83年の箕島の甲子園練習の記事とは大違いだ。当時の記事には、以下のように書かれている。

 「昨年4強の中京は、野中、紀藤らが大きな当たりを飛ばし、好調ぶりを示していた。続いて登場した箕島も迫力なら負けていない。山下、硯らが快音を響かせ、速球を投げる吉井の存在とともに、早くも『優勝候補の1つだ』という声が聞かれた」 

 その記事を読んだだけで痺れてしまった記憶がある。高校野球の記事は、こうじゃなくちゃいけねぇ。
 
 今年の箕島はかわい子ちゃんではないと思われるが、優勝候補ではない。それだけに、早い段階で星稜や明徳義塾と当たらないと、両者との再戦は見られないだろう。

 今日のゲンダイの3面の、「ナチス発言・麻生財務相、どのツラ下げてG20に出るのか!?」を読んでスカッとしたわ。麻生のことをボロカスに書いていた本文以上に、麻生の発言を擁護した橋下に触れた叙述にキレを感じた。

 「自分の慰安婦発言も記者の『国語力』のせいにして、『誤報』とした橋下。コイツの『ちょっと度のきつかったブラックジョークというところもあるんじゃないですか』という発言も、欧米のメディアで取り上げて欲しいものだ」

 これだからゲンダイを買うのを止められない。ゲンダイは、わしの必読書だ。

 「アカギ」、あかんわ。地獄を彷徨っている鷲巣の前に、地獄の閻魔様が登場した。こりゃあ、あと1年は鷲巣地獄編が続くな。

 漫画好きの相撲君に、「今の『アカギ』は何々ですか」と振ったら、「作者が気が狂ったかと思いましたよ」と返ってきた。

 誰だって、そう思うよ。福本よ、そういう読者の声を真摯に聞け。

 この前の悲しいサンマーで、「福本伸行をなんとかしろ」と言ったら、競馬がヘタクソな奴が、「毎回、同じことを言うお前をなんとかして欲しいよ」と抜かしやがった。

 てめぇ、それがメンツに復活してやったわしに対するセリフか。ちったぁ、相撲君のように同調せんかい。

 まあいい。今は抽選のことで頭がいっぱいだからよ。

 抽選日まで、あと3日。日々緊張が高まる今日この頃である。



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