1人記者座談会
1人記者座談会をやる前に、弟に電話した。今朝の朝日に記者座談会が載っていたら、ピエロになるからな。
そしたら、今日は掲載されていないとのことであった。これまでの慣習でからして、記者座談会の掲載は抽選日の朝刊だろう。
というわけで、1人記者座談会だ。ただし、優勝争いに限らせてもらう。かわい子ちゃんに言及するだけの暇と知識がねぇ。
−今年は、昨年の大阪桐蔭のような超A級のチームは見当たらないね。
A:その中では、選抜で優勝した浦和学院の戦力が最も安定している。
C:左腕の小島が選抜から大きく成長したようだね。
E:驚くほどの球威はないが、制球力が抜群で失点が計算できる。
B:守備はショートの竹村を中心に堅く、右打者で固めた中軸は得点力がある。
A:選抜では接戦を経験しなかった。しかし、春の関東大会も制し、予選の準決勝では9回表に決勝の1点を挙げるなど、チームの経験値も上がっている。
D:夏は力勝負になる。その点で浦和学院はややひ弱に思える。
B:選抜準優勝の済美も出て来たね。
E:済美のエース安樂の球威は大会bP。球が走っている時は、高校生では打てない。
A:問題は連投になった時のスタミナだね。
E:それと、済美打線がそれほど打てる打線でないのが不安材料だ。
C:その点、打線では大阪桐蔭がずば抜けている。
B:大阪桐蔭打線は、3番の森、4番の近田という軸がある。
D:下位に甲子園3ホーマーに笠松が座っているのも脅威だ。それに、大阪桐蔭は選手層が厚い。
A:大阪桐蔭は心配された投手力が葛川の復活で安定したのが大きい。
E:大阪桐蔭が優勝戦線に絡んでくることは間違いないね。
B:以上の3校を甲子園の実績と合わせて3強と見たい。
A:異論はない。
−では、3強に続く高校は?
C:仙台育英、日大三、瀬戸内。
D:選抜では優勝候補だった仙台育英は、予選では苦しんだね。
B:その分、精神的に逞しくなったと思う。
E:仙台育英は、馬場、鈴木と2枚のエースに加え、3番の長谷川、4番の上林と、核になる選手が4人いるのが強み。
A:日大三は、投打にバランスが取れている。春の関東大会では浦和学院に敗れたものの、試合内容では上回っていた。
B:ただ、予選で接戦を経験していないのがどう出るか。
D:その点、瀬戸内は接戦の連続だった。
E:数多くの強豪相手に好投したエースの山岡は注目の好投手。山岡のスライダーは高校生には打ちづらい。
C:好投手に多く当たったことで得点は少なかったが、瀬戸内はバッティングもいい。
−以上の6校以外での注目校は?
A:2年生主体の横浜が怖い。桐光学園に勝ってから勢いに乗った。
D:3番の浅間、4番の高浜はともに2年生だが、松井からホームランを打っている。
C:常葉菊川のフルスイング打線も健在だ。
B:常葉菊川は、継投がうまくいったら上位進出もあり得る。
E:四国では、選抜ベスト4の高知を降した明徳義塾がしぶとい。
D:馬淵監督は、昨年の甲子園4強のチームより自信を持っている。
C:九州では、熊本工と沖縄尚学が強豪を脅かすかもしれない。
E:エースがともに左腕というのが、左バッターが多いチームには嫌なところだね。
−最後に今大会の全体像を聞いてみたい。
A:ここ3年、優勝候補筆頭のチームが前評判通り優勝した。しかし、今年はずば抜けたチームがない。それだけに、伏兵が飛び出す可能性もある。そういった面では興味ある大会になりそうだ。
それにしても、今大会の予想は難しい。まさに博徒泣かせの大会だ。
まずは組合せが注目される。2002年の報徳学園−浦和学院以来、絶叫マシーンになっていないが、今年は富士急ハイランドのジェットコースターに乗るようなことになる気がしてならない。
わしの冴えない勘が外れるのを願うばかりである。
次の日へ | 前の日へ |
日記トップへ | HPトップへ |