凌辱に見えた

 
 結局、週刊朝日の「甲子園」は買わなかった。というより、今日は一歩も外に出なかった。

 そういうこっていい。今日の食料は、昨日、買って帰ってきていたしよ。

 目が覚めたのは10時半前であった。なので、女流プロが登場の今日の将棋をフルに見ることができた。

 今日の上田初美という女流の見た目は悪くなかった。そしたら、今年の6月に棋士と結婚したという。

 ま、職場結婚だな。そのようにうまくいけばいいが、クソ狭い世界なので、告白して玉砕したらシャレにならん。過去にハガいことになった男子プロは何人かいよう。

 その女流の相手は、西川四段であった。西川四段も、あまり馴染みがない。

 それはいいとして、女流相手に穴熊なんて、男気がないことをすなや。もっとも、上田女流も穴熊に組んだが。

 結果は、西川四段が角をうまく使って勝った。しかし、詰めろは容赦なかった。

 なんだか、凌辱しているように見えた。最後は、相手の玉を九9から引きずり出したしな。

 女流棋士と対戦するのは、特にテレビ対局では嫌だという。それはわかる。

 わしも、麻雀で女と対戦するのは好きくない。麻雀と違って将棋は対マン勝負だから、よけいやりにくいだろうな。

 10年ほど前、新宿の歌舞伎町のフリー雀荘で女と打ったことがある。だが、その女は曙みたいな風体で、そいつがわしのツモっていた卓に新たに入って来た瞬間、吐いた。

 そいつはメチャクチャ引きが強く、いきなりトップを取られた。が、次の局は、オーラスで、わしがリーチ・一発・チートイ・表表・ウラウラを他家から和了って、そいつをマクった。

 流れからして、まだ続けるのが筋だろうが、あまりの気持ち悪さに、その局でラストにした。歌舞伎町にはバケモノがいるもんだと思ったわ。

 とはいえ、その時はメンツの1人だけが女。荒正義プロが女流若手プロ3人と対局したのをテレビで見たことがある。

 その時の荒プロは、今日の西川四段どころではない陰険な麻雀を打った。

 タンヤオの単騎待ちだったところ、リーチが掛かった。リーチにアンパイのが上家から出ると、からをチーして、リーチに通っていない牌を勝負して、単騎に受けたのである。

 そういう激辛麻雀をしてきたからこそ、バブル時代の超高レート麻雀で何人もの人間を葬ってきたわけだが。

 今日は、「新婚さん、いらっしゃい」の特番とかで、アタック25が放送されなかった。

 ったく、フザケやがって。「新婚さん、いらっしゃい」が、わしに縁のない番組でないことは書くまでもない。

 藤浪の快投は痛快であった。1年目からプロで通用するピッチャーがいて、打線も全国一だったのだから、昨年の大阪桐蔭が無敵だったのも当然である。

 ヤクルト−広島で、アナがヤクルトの森岡のことを、「もうすぐ甲子園大会が始まりますけど、この森岡は明徳義塾で優勝しています。プロに入ってからピッチャーから打者に転向しました」と紹介したので耳を疑った。

 森岡は3番・ショートだったんだよ。ベテランの道谷アナだっただけに信じられんかった。

 いよいよ、明日、抽選だ。その都度抽選に戻ったので、去年までよりも緊張度は減ったとはいえ、緊張していることには変わりはない。

 今年もフリー抽選だから、いきなり大阪桐蔭−済美、仙台育英−浦和学院もあり得る。ったく、高野連も、こっちの心臓を悪くさせてくれるぜ。

 ともかく、明日の抽選に備えて早く寝る。だから、そういうこっていいのだ。



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