大会3日目

 
 言葉がない。近年の試合では、3年前の仙台育英−開星以来の痺れ具合である。

 いや、今回の方が脳の沸騰度が高い。それほど、今日の浦和学院−仙台育英は凄まじい試合であった。

 午後から出前を取ってフルに観戦して良かったぜ。それと、公正無私の立場で見たのも感動をより大きくした。

 これが琴光喜だったら…。心臓が幾つあっても足りなかったろう。

 それにしても、両者の対戦はもったいなかった。今日の第1〜3試合とはレベルがあまりにも違った。

 この勝者が常総学院と対戦だと? ったく、日記に書くと本当にそうなるからハガい。

 浦和学院の敗因は、言っては気の毒だが、小島の乱調であった。初回の6失点を途中で跳ね返したとはいえ、結局、その6点が効いた。

 それに、初回に球数が多過ぎたことが最後の故障につながった。あれだけの投球をすれば、誰だって故障するって。

 最後の場面であるが、小島が足を痙攣された時点で交代ではなかったか? いや、それを言っちゃあ、お終いよ。小島はナイスピッチングだった。

 それより、仙台育英の粘りが凄かった。予選で修羅場をくぐったことが生きたな。

 実際、6−1から6−10にされた時点では、仙台育英に流れが全くなかった。だから、その時にもう仙台育英が負けたと思った。

 浦和学院としては、センターの落球が痛かった。あれが犠牲フライの1点だけで済んでいたらと思うと残念である。

 得点シーン以外にも、7回裏にノーアウト1、2塁からのランナーが2人とも憤死したこと、8回表に浦和学院が絶好のチャンスを逃したこと、8回裏にノーアウト満塁から小島が三者連続三振を取ったことなど、あまりに山あり谷で、わけがわからん。

 しかし、浦和学院の敗退には気が抜ける。あれだけのメンバーが揃っていて、初戦敗退たぁ。

 小島が新チームに残るとはいえ、竹村、山根、高田、木暮らが抜ける新チームは、今年のチームより格段にチーム力が劣るだろう。

 鳴門高校の勝利が33年ぶりだと? 島田、秦、池淵らで構成された本物の渦潮打線から、もう33年も経ったのか。信じられぞうだ。

 33年前に勝った相手は前橋工であった。サヨナラの場面はよく覚えている。

 ランナー2塁で内野ゴロを内野手がファーストにワンバンド送球し、ファーストがもたついている間にランナーがホームインした。マウンドで番場がガックリしていたのが印象的であった。

 そのファーストは、その試合で先発ピッチャーだった小川(元ロッテ)である。小川は、2004年に殺人でお縄になった。まだ服役中か? 

 星稜が敗退したことで、星稜−明徳義塾も再現もなくなった。もし再戦があったとしたら、明徳義塾が勝っていたに違いない。

 いかん、もうこれ以上、書けん。明日の4試合は腑抜け状態で見ることになりそうだ…。



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