大会11日目

 
 昨日の下痢は、正露丸を飲んだことで治った。が、寝そびれた。そんなもん、大阪桐蔭が負けたからに決まってるだろ。

 今更ながら、大阪桐蔭に惚れていたのを自覚した。だから、「明徳義塾でなく、福井商か聖愛と当たっていればよ」と思わずにはいられなかった。

 それでも、気力で8時に起きた。常総学院の戦いぶりを見たかったからである。

 常総学院は勢いに乗っている。明徳義塾−常総学院という決勝戦も十分に考えられる。

 第3試合では、横浜の完敗に吐いた。tvkで横浜の試合を見続けたことで、けっこう横浜に思い入れがあったからな。

 今日の敗因は、エースの伊藤がかわい子ちゃんになってしまったことである。それで徐々に点差が広がったことで、若いチームが焦った。

 ただ、前橋育英の高橋がいいピッチングをしたことは確かである。打たせて取るピッチングもできるとは、2年生にして老成している。
 
 「前橋育英と常総学院が準々決勝で当たるなよ」と思っていたら、当たりくさった。

 ったく、今年の抽選は何なんだよ。これだけ悪い予感が的中する抽選も、高校野球を見始めて以来、記憶にない。

 しかし、こう毎日吐いていたら、身が持たん。それで休養日にキムラになろうかと不埒なことを考えていたら、とっつぁんから電話があり、とっつぁんと会うことになった。

 とっつぁんも、おふくろさんの介護で大変なようだ。オヤジさんも臥せっているというし、介護のダブルパンチくせぇ。

 こうしてみると、両親の介護をせずに済んだわしは幸運だったのか? 

 いや、急死というのは、とんでもなくきつかった。弟がいなかったら、あまりのショックに廃人になっていたか、自殺に追い込まれていただろう。

 陰気くせぇ話はやめだ。ボクシングの話をしたい。

 スーパーフェザー級の三浦が敵地・メキシコで初防衛をしたのは快挙だ。

 メキシコといえば、韓国、タイ、イギリスとともに、贔屓の引き倒しの国として有名。そんなクソアウェイで、強打のトップコンテンダーにダウンの応酬の末に判定勝ちというのは価値がある。

 なのに、NHKの7時のニュースでネグレクトされた。ボクシングはスポーツでないって言うのかよ。

 これで内山とのリマッチが現実味を帯びてきた。が、わしは日本人同士の統一戦など見たくない。世界タイトルマッチは、外人とやってこそよ。

 明日の抽選も嫌な予感がする。明徳義塾と常総学院−前橋育英の勝者が準決勝で対戦しような気がしてならん。

 そうなったら、決勝戦がハガい顔合わせになる。明徳義塾−富山第一なんて決勝戦になったら、どうするもんか?

 下痢も完治したし、今からアイスを食う。これも、冷蔵庫を買い替えたからできる芸当である。

 にしても、明日の準々決勝、力が入らねぇ…。



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