休養日

　
　昨晩、書記長から電話があった。書記長は１人で準々決勝を観戦に行き、大阪に単身赴任しているドクター（後輩）と飲んでいるとのことであった。

　書記長は往路は飛行機を使い、復路は大阪０時発の夜行で帰り、そのまま出勤すると言っていた。

　なんなんだよ、そのバイタリティは。学生時代に徹マン明けに区営プールに泳ぎに行った体力に衰えはないようだ。

　書記長は、番狂わせと熱戦を堪能したくせぇ。馬淵のおっさんは、８回にスクイズを失敗した時、盛んに首をひねって吐いていたそうだ。

　そりゃ、吐くわな。あのスクイズ失敗で明徳義塾の負けが決まったようなもんだからな。

　ドクターとも話した。ドクターは完全アウェイの中を闘っている。だから、書記長と飲んだのは、いい気分転換になったようだ。

　ドクターよ、気分転換なら、キムラになったらどうだ？　大阪にもキムラ店は幾らでもあろう。

　昔、正月にドクターと姫始めにいったことがある。あれから20年以上経っているとは、本当に信じられぞうだ。

　今日は、昼間にとっつぁんと会ってきた。

　まず、定食屋で昼メシを食った。わしは魚を食べたかったので、煮魚定食と卵焼きを注文した。

　しかし、なんだって、卵焼きの横にマヨネーズが盛られているんだ？　わしにとって、マヨネーズは最大の天敵。万が一、勝手に卵焼きにつけられていたら、取り換えさせていたところであった。

　とっつぁんは、チキン南蛮定食を頼んだ。60近くになって、よくそんな脂っこいもんを食べられるな。だから、メタボになるんだよ。

　その後、ルノアールに入って話し込んだ。とっつぁんの話で驚いたのは、かみさんが銀行のパートを辞めたということである。

　ということは、実質上、夫婦ともプータローか。人の家の懐具合を心配するのは大きなお世話だが、日々、どうやってシノいでいるんだ？　

　わしは、今の職場にしがみ付けられるだけ、しがみ付く。田村が麻雀しかできないように、わしも今の仕事しかできん。

　結局、とっつぁんとは５時間ほど話した。そういう時間も、あっという間に過ぎる。

　次回、いつ会うか？　わしは、いつでもいい。

　が、さすがに明日と明後日はダメだ。準決勝と決勝があるのでな。

　明日は準決勝か。博徒だったら、とうの昔に死んでおる。

　明日の準決勝、イマイチ力が入らん…。