大会13日目

 
 11時に目覚ましを掛けていて良かったぜ。でなければ、1回の攻防を見逃すところであった。

 誰もが、「初回の攻防がその後の試合展開を大きく変えた」と言っていた。確かに、初回に日大山形が先取点を取っていたら、展開が全然違っていたであろう。

 前橋育英は、守備が実に良かった。それ以上に、エース高橋の落ち着いたピッチングが光った。あれで2年生とは信じられぞうだ。

 わしは、もう秋の大会を見据えている。前橋育英の高橋、浦和学院の小島、2年生軍団の横浜と、関東各県の秋季大会は、注目の投手や高校が目白押しだ。

 前橋育英の荒井監督のインタビューを聞いていて、「この人、好人物だな」と思っていたら、ゲンダイに、「荒井監督は温厚で腰が低く、選手の兄貴分的な存在」と書いてあった。

 どこぞの三白眼の男とは大違いだ。野郎の全盛時代、せいうちが野郎とすれ違った時、「ヤバい奴」と吐いたのも当然である。

 今年の実況アナは、ほとんど聞いたことのアナばかりであった。第1試合の実況の田中アナもよう知らん。

 小野塚アナは定年退職になったのか? 森中アナは、昨日、BS放送で横浜−阪神の実況をしていた。そして、名アナだった石川アナは鬼籍に入っている。

 昔の高校野球中継といえば、鈴木文弥、土門、羽佐間、島村、西田、高山、佐藤らの名アナの実況も風物詩だったのによ。

 第2試合は、あっという間に試合が終わってしまった。第2試合が投手戦だったか貧打戦だったについては、ここでは申し上げない。

 言えるのは、花巻東にとって、左腕の柳瀬は相性が悪かったことである。打線が左バッターの金太郎アメに近かっただけにな。

 東北勢同士の決勝戦を望んだ奴も多かったと思われるが、そうはいかなかった。ダルビッシュ3年のチームでも優勝できなかったものを、そう簡単に優勝旗の白河越えはないわな。

 馬淵のおっさんは、「九死に一生を得るような試合をものにしないと上にいけない」と言っている。前橋育英にとっては、常総学院戦がそうだった。延岡学園は、審判のクソ不手際のあった富山第一戦が、その試合であった。

 ところで、馬淵のおっさんの記事がサンスポに載っている。ここ。実に含蓄のある話だ。

 明日の決勝戦はとちらが有利か? これも読めない。

 もし延岡学園が優勝したら、旭天鵬の優勝オッズに匹敵するほどの大穴になる。前橋育英はダークホースだったから80倍ほどか? 

 今年の大会も明日で終わりか。わしの夏休みも明日が最終日だ。

 明後日からの仕事を考えて、今から闘っている。仕事は嫌いでないものの、クソみたいに仕事が溜まっているからである。

 明日の決勝戦は前橋育英を応援する。むろん、公正無私の立場からだ。

 来年の選抜では琴光喜になるかもしれない…。



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