ミスターX
今朝は、ブルーレイが起動する音で起きた。10時半からの将棋番組を録画予約していたのである。
目が覚めたということは、今日のうちに目が白くなるということはないわけか。いや、今日が終わるまで数時間ある。その間に目が白くなるかもしれん。
将棋は番狂わせが少ない。今年の高校野球では番狂わせの金太郎アメに吐いたので、強豪の丸山九段が勝って、なんだかホッとしてしまった。
今日は久々に「アタック25」をライブで見た。今日の「アタック25」は、40代の大会であった。40代の大会がわしに縁があるかどうかについては、ここでは申し上げない。
今日の「ある××」は、「ある山」であった。挑戦者は正解できなかったが、フランス国旗が最後に映ったので「モンブラン」だと、わしはわかった。
モンブランはスイスの山というイメージが強いが、フランスとスイスの国境にある。フランスで他に有名な山はないので答えられたものの、フランスの国旗が見えなかったら、わしも不正解だったかもしれん。
が、やぶれかぶれで、「モンブラン」と言ったであろう。たとえわからなくても、何か言わないと、どうにもならん。
なのに、今日の挑戦者はダマであった。実にもったいないことをしたもんだ。
「アタック25」を見終わってから、録画してあったNHKの連続クイズを再生した。読売の優勝が決まったも同然のセ・リーグの試合に用はない。
水曜日の放送だったか、チャンピオンステージのテーマに「x」というのがあった。
そうだろう、そうだろう、タイガーマスクの「ミスターX」が出題されなかった。出題者は、そういうこっちゃいかん。
タイガーマスクの「ミスターX」は得難いキャラである。奴の存在なくして、「虎の穴」は語れない。
「平成虎の穴」の筆者は、「ミスターX」を以下のように書いている。
第103話 あがく「虎の穴」より
「ルリ子との愛、拳太郎、大門との友情――。
おっと、タイガーの人生を語る上で、もう一人、忘れちゃならない男がいた。
宿敵ミスターXとの確執に、とうとう決着を付ける時が訪れたのだ。
思えばXも、自らの人生を必死に生きる執念という点では、直人やルリ子と比べて何ら遜色はない。
どこかで歯車が狂ってしまった彼の人生は、それはそれで涙を誘う哀愁に満ち満ちているね。
しかも、これ以上ないというほど悲惨な最期が彼には待ち受けていようとは!
これがXの一番長い日……まさしくXデー!」
金曜の放送では、チャンピオンが男から女に入れ替わった。男のチャンピオンが負けたのは、チャンピオンステージにおけるテーマの選択ミスだったと思われる。
女相手に、「カップル」なんてテーマを与えたらダメよ。なぜ、「モンゴル」にしなかったのか? モンゴルだったら、女が苦手な相撲や地理の問題が出題されたろうによ。
わしが出題者だったら、以下の問題を出す。
1.モンゴル出身の力士で初めて横綱になった力士のしこ名は?
2.モンゴルの遊牧民のテント小屋を何という?
3.元寇の時の元の支配者は?
4.中国の内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる、総面積は約130万km2の砂漠の名称は?
5.モンゴルの民族楽器で、日本語では馬頭琴という楽器の名称は?
答えは、1は朝青龍、2はゲル、3はフビライ、4はゴビ砂漠、5はモリンホール。
現在、午後5時。今日が終わるまで、あと7時間。それまで目が黒いままでいられようか?
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