サイコロ餃子に挑戦

 
 昨日、今日と、ザトペック状態で仕事をした。これだけ濃密な2日間は、社会人になってから初めてだ。

 あに? 今まで、どんなヌルい社会人生活をしていたんだと? 

 いいだろ。その分、ハガい面もあるんだからよ。

 今日は、号泣組翁と2人ザトペックであった。翁が緊急出勤でなかったら、吐き死んでいたところだったわ。

 帰宅途上、胸ポケットの携帯電話が震えた。誰からの電話かメールかと思ったら、画伯からであった。

 「今、拝島から高田馬場に向かっています」と、メールしてきた。

 というわけで、田無で一緒にメシを食うことになった。ほぼ同時刻に、わしが乗った上りの電車と、画伯が乗車していた下りの電車が田無に着くとは、奇跡に近い偶然と言える。

 わしは、画伯に会う前から、風々というラーメン屋で油ラーメンを堪能する予定であったので、その店に画伯を誘導した。

 画伯に、「前に日記に書いたけど、この店にはサイコロ餃子がある」と言った。サイコロ餃子とは、180円払って、サイコロの目の数だけ餃子が出て来る餃子のことである。

 画伯が、「僕が2人分のお金を出しますから、やりましょうよ」と言うので、挑戦することにした。

 しかし、わしもせこい。画伯が奢るということで、やる気になったとはよ。

 まず、画伯がサイコロを振った。出た目は5。

 相変わらず、引きが強い。画伯は、麻雀で何度チョンボをしても、いい手が入ることで知られているが、引きは衰えていないようである。

 続いて、わしの番となった。「どうせ、1だろうよ」と思ったら、3であった。可もなく不可もなくといったところか。

 もし2人とも1だったら、悲惨なことになっていた。その確率は36分の1だから、そんなことにならなかったが。

 2人合わせて8個のギョーザだったので、画伯が1個譲ってくれて、4個ずつにしてもらった。どこまで、わしは情けないんじゃい。

 メシを食った後も、お互いにまだ話したい雰囲気だったので、わしの部屋に誘った。が、画伯は婉曲に断った。

 そりゃ、そうだわな。万年床のある部屋に行くのはハガいわな。

 で、2人でミスター・ドーナッツに入った。おっさん2人がミスター・ドーナッツで向かい合って話している光景は、あまりいいものではない。

 そのミスター・ドーナッツでも、画伯に奢ってもらった。わしは、デートで金を全部出してもらう女かよ。ま、ともかく、ここは素直に画伯に感謝したい。

 画伯の話をいろいろと聞いた。画伯も大変だな。わしも人のことは言えんけどよ。

 さ、これから風呂に入って寝るか。クソをするかどうかはわからん。

 今晩は、死ぬまで寝たる。



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