KKK
谷川九段がA級を陥落か。さしもの谷川九段も衰えたかと思ったら、将棋連盟の重役になったことで公務が忙しく、将棋の研究に割ける時間がほとんどないことが、その要因くせぇ。
アタック25の5ヒントクイズで、「将棋」が正解だったことがある。その時、5つ目のヒントで、羽生軍団の頭目と谷川九段の顔写真が並んで映された。それだけ谷川九段は将棋界を代表する人物ということである。
谷川九段といえば、80年選抜の滝川−丸亀商で、放送席に呼ばれたことがある。滝川のエース左腕・石本と同じクラスだったことで招かれたわけだが、谷川九段のゲストには、高校野球ファンとして吐いたものであった。
その谷川九段と石本は同じクラスだったのに、全く口を聞かなかったという。真面目一方の人格者である谷川九段と、競馬などギャンブル狂の石本と馬が合うはずがねぇ。
帰宅してから、昨日の晩に録画したタイガーマスクを見た。昨日の回は、エピソード前半のミラクル3とキラー・カール・ホップスの一戦が見所と言える。
あらためて書くまでもないが、キラー・カール・ホップスは、実在のレスラーであったキラー・カール・コックスをモデルにしたレスラーである。
キラー・カール・コックスは、アメリカの白人秘密結社のKKKに因んで、プロレス界のKKKと呼ばれ、世界中のレスラーから恐れられていた。
馬場のPWFタイトルに挑戦した覆面レスラーの正体がキラー・カール・コックスと判明した際、解説の山田隆氏が、「あ、キラー・カール・コックスですよ」と驚嘆したのは記憶に新しい。
つまり、キラー・カール・コックスは、それほどの大豪だったわけだ。それが、ミラクル3にかかると、そのハイパー怪力で子供扱いされた。
その試合を観客席で素顔で見ていたタイガーが驚愕する場面が描かれている。
ミラクル3こと虎の穴のボスは、自分の3つのミラクルを徐々にタイガーに見せつけることで、タイガーに心理的プレッシャーを与える作戦を取った。
が、わしに言わせれば、それが失敗だった。なんの予備知識も与えずにタイガーと対戦して奇跡の3を披露すれば、間違いなくタイガーを抹殺していたはずである。
ここで、KKKことクー・クックス・クランの話を1つしたい。
1908年から1915年にかけて世界ヘビー級チャンピオンであった土人のジャック・ジョンソンは無敵のチャンピオンであり、白人の憎悪を一身に買っていた。
それでジョンソンは、KKKに呼び出しを食らった。KKKのアジトに単身、素手で乗り込んだジョンソンは、KKKの一団に人間愛を説いた。
そのあまりの堂々とした態度にKKKの一団は気圧され、何も手出しできままジョンソンを帰したという逸話が残っている。
さ、明日から3連休だ。その3連休は、「くだらない」、「クソしまくり」、「けったくそ悪い」のKKKだ。
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