保険バブル、崩壊

 
 今日、弟がアパートに寄った。時間は7時過ぎであった。

 
「今日は早いじゃねぇか」と聞いたら、「おめぇみたいに、6時前に帰れる奴なんて、普通いないんだよ」と言われた。それは疑いようのない事実だ。

 が、
「おめぇ」というのは聞き捨てならん。世が世なら、わしは平家の家督権者だぞ。もっとも、わしの代でお家断絶だがな。

 今日、弟が来たのは、アパートの更新に必要な書類をわしに渡すためである。保証人の年収を書く欄があるが、公務員は金をもらい過ぎだ。

 管理職だがなんだか知らねぇがよ、わしより遥かに多いってのは納得いかん。

 もっと納得いかないのは、アパートの更新料の一環として事務手続き料が1万円必要なことである。

 事務手続き料って、あんだ? そんなもん、単なるボッタクリじゃねぇか。

 アパートの更新料に10万円も掛かりくさることで、保険バブルがいきなりはじけた。よって、キムラに変身する金銭的余裕がなくなった。

 こうなったら、その金は歌舞伎町のフリー雀荘で作る。針の名人から腰の状態が元に戻ったとのお墨付きをもらえば、歌舞伎町のフリー雀荘に殴り込みを掛ける。

 実は、今日、新宿の某ショップで狂人DVDを買ってきたのであった。それを弟に見られないで良かったぜ。

 DVDの観賞中に来られたら、慌ててパッケージとかを隠すことになるとろこだったわ。

 明日は、3年寝太郎と2人出勤だ。3年寝太郎は、明日も終日寝まくりだろうから、事実上、1人出勤となる。

 こうしてみると、うちの職場は奇人・変人の巣窟だな。それが嫌になって、元隣りの席の女性は辞めたのかもしれん。

 わしも、one of 奇人・変人sなのは書くまでもない。明日も、3つのミラクルを存分に見せて、奇人・変人ぶりを発揮したる。


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