得意分野は競馬
今日は12時間睡眠のノルマを達成できなかった。将棋の時間に目が覚めたからである。
今日の将棋は準決勝の第1戦で、郷田九段と西川四段の対戦であった。九段と四段が平で戦えるところがNHK杯のいいところである。
西川四段が郷田九段の穴熊に組んだ玉を引きずり出した時は、西川四段が勝ったと思った。しかも、美濃囲いの西川四段陣営は手つかずの状態だったのだから。
それを郷田九段が凌ぎ、攻防に効いていた馬を使って美濃囲いを崩し、大逆転勝ちを収めた。大魚を逃した西川九段は、さぞや悔しかったろう。
「大魚を逃した」で思い出すのは、79年夏の浪商−上尾の上尾である。地力bPの浪商を2−0とリードし、9回ツーアウト1塁まで追い込んだのに、牛島に同点ツーランを打たれ、延長戦で負けてしまった。
翌日の朝日の大見出しが、「上尾、大魚を逃す」であったのが妙に印象に残っている。当時は見出しも妙味があったもんだが…。
今日の将棋の解説は、内藤九段であった。内藤九段は、詰め将棋の問題を作る名人であることと、負けた将棋の感想戦で不機嫌攻撃を炸裂させることで知られる。
それはいいとして、準決勝という大詰めで、そんな化石みてぇなじじぃ棋士に解説をさせんなよ。それでも、最後の詰みの解説をきちんとしたのはさすがであった。
今のアタック25は、出場者のプロフィールが最初に紹介される。その際、各人の得意分野が表示される。
たいていの奴は、「日本史」、「料理」、「映画」など無難なものだが、今日の青の青年は「競馬」であった。すると、競馬の問題が出た。
「中央競馬会では、馬の名前を登録する際のカタカナ表示に制限があります。2文字以上何文字以内でしょう?」
そんなもん、競馬をやらないわしでも知っとるわ。青の青年がクソ余裕で「9文字」と答えた。
競馬がヘタクソな奴がアタック25に出場して、得意分野を「競馬」にしたら許さん。どうせ、今日もJRAにやられたんだろ。
競馬が得意分野という青年は、競馬がヘタクソな奴と違って、クイズが強かった。が、角を取れず、惜しいところで優勝できなかった。
「ある人物」は簡単であった。フィレンツェが映ったのでルネサンス時代の人物だと思ったら、「神曲」の本が見えてわかった。
むろん、「ダンテ」が正解である。とはいえ、パネルの取り方が悪く、「神曲」の本が隠れていたら答えられなかったであろう。
わしがアタック25に出たら、得意分野を「高校野球」にする。そしたら、高校野球に関する問題が出題されるだろう。
マニア同士の対戦ならともかく、普通の奴らとの対戦で、わしが高校野球の問題で後れを取るはずがない。
馬の名前に話を戻したい。あれだけの数の馬に、よく固有の名前がつけられるものだ。
ちなみに、わしが最も好きな馬の名前は「キンシャノキセキ」である。これでピンと来ない奴は、ボクシングファンとしてモグリよ。
今晩は、12時間睡眠をノルマにせん。明日、税務署に行く予定なのでな。
あいつらに会いに行くの、まじでハガい…。
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