大会6日目

 
 吐いた、吐いた、吐いた。横浜が八戸学院光星に負けるたぁ。

 東スポが優勝候補筆頭とし、朝日が4強の一角に挙げた横浜がノーマークの八戸学院光星に完敗するとは、誰が予想しただろうか? しかも、選抜前の練習試合で調子が良かったというのによ。

 関東大会の準々決勝で佐野日大に負けて、横浜の選抜出場は無理かと思った。それが、高野連の珍しい意気な計らいで選抜された。

 選抜に出られないと思ったぶん、喜びは大きかった。なのに、まさかの初戦敗退。なんだか、同じ女に2度振られた気分である。

 あに? 
「わしにその経験があるのか?」だと? それについては、ここでは申し上げない。

 横浜としては、正捕手の高井がキャッチャーとして先発できなかったのが痛かった。初回と2回とに2つバッテリーミスが出たことで、伊藤がリズムを崩したくせぇ。

 それと、3番の川口で打線が切れてしまったのも、
「計算外だよ、玄大佐」であった。そして、横浜は下位打線が弱かった。

 結果論ではなく、3回の途中で伊藤を変えるべきだったと思う。実際、テレビの前で、そう騒いでいた。小倉元部長が部長としてベンチに入っていたら、渡辺監督に伊藤の交替を進言していたに違いない。

 横浜に3回の5点が重くのしかかった。それでも1点ずつ返し、3−6までスコアを戻した。

 南海権左のチリツモ作戦成功かと思ったのも束の間、リリーフの日暮がツーランを打たれて、また5点差になった。チリツモ作戦の弱点である
「相手の攻撃を計算に入れてねぇ」をモロにつかれてしまった。

 ここで勝負あった。それほど横浜ナインに大きなダメージを与えたツーランであった。

 横浜は、08年の選抜でも、常葉菊川に次ぐ優勝候補2番手に推されながら、北大津にあっさり逆転負けした。その後、チームがスランプに陥ったという。

 今日の敗戦で大きな衝撃を受けたであろう横浜は、チームを立て直せるだろうか? 何より伊藤の今後が心配だ。

 雨だと休むおっさんの誘惑に負けて、横浜で琴光喜になっていたらと思うとゾッとする。そしたら、今頃、寝込んでいたところであった。

 しかし、全国には横浜で琴光喜になっていた奴が大勢いるはず。心からお悔やみを申し上げたい。

 それにしても、八戸学院光星は強かった。2年前の北條や田村のような大型選手はいないが、打線は下位まで切れ目がない。投手陣も粒が揃っている。

 龍谷大平安の原田監督も、気を引き締めているだろう。とはいえ、龍谷大平安と横浜の試合が見たかった。わしは死んだ子の歳を数える主義なんじゃい。

 横浜の試合を見てから出勤した。帰宅して録画した試合を見ようと思ったら、なんと録画されてなかった。

 いったい、どういうことだ? しばらく、わけがわからなかった。

 で、明日以降の録画予約一覧を見たら、今日の1時5分から5時まで録画をセットしたつもりだったのが、明日の1時5分から5時までの録画予約になっていた。

 横浜が負けて後に録画予約をしたので、横浜敗退のショックでミスをしたようだ。

 かぁぁ。なんなる情けなさ。それじゃ、同じ女に2度振られるわな。

 仕方がないので、インターネットにアクセスして、第2試合と第3試合の結果を知った。

 あんだ、福知山成美12ー0神村学園ってのはよ。福知山成美がそんなに強いのか、神村学園が嵌ったのか、ようわからん。

 第3試合は、録画したやつでもいいから見たかった。ランニングスコアからして、如何に履正社が薄氷の思いをして勝ったかがわかる。

 履正社の岡田監督としては、溝田が序盤でKOされるとは予想外であったろう。岡田監督は、次の福知山成美戦でも溝田を先発させるのだろうか?

 明日は、横浜ショックで出勤することにした。8時過ぎに職場に電話したら、現在の上司である大納言がいて了解を得た。

 つまり、明日は出前出勤をするわけである。あ゛〜、素晴らしい職場だ。

 実際、明日は仕事が溜まっている。それに、もともと7日目は出勤する予定だったしな。

 まだ横浜の初戦敗退が信じられぞうだ。このまま気絶しそうな気がする…。


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