大会10日目

 
 結局、7時に起きられなかった。というわけで、準決勝をライブで見た。

 今日も休んで正解だったぜ。壮絶な試合となった第1試合を堪能できたのでな。

 第1試合はポイントが多過ぎて、何を書いていいのか、ようわからん。やはり最大のポイントは、9回の履正社の金岡の同点ホームランか。カウント1−3からよく打ったもんだ。

 豊川は、阿部という左腕が先発した。その左腕に履正社打線は全くタイミングが合わず、5回まで3安打無得点だった。

 だから、6回からエース右腕の田中が出て来たのは、履正社には有難かっただろう。案の定、履正社は息を吹き返し、6−2と試合をひっくり返した。

 それを再逆転したのだから、豊川の粘りは凄かった。荒木時代の早実は全く粘りがなかっただけに、豊川の粘りには驚くばかりだ。

 第1試合は、両チームともベンチ入りメンバーのほとんどを使った総力戦だった。
「総力戦」と聞くと、第一次世界大戦に頭が行くのは、わしのおたくたる由縁か? 

 佐野日大の田嶋には余力が残っていなかったようだ。そうでなくても、龍谷大平安の方が総合力で上。龍谷大平安の圧勝は、ある意味、当然の帰結であった。

 また死んだ子の歳を数えるが、龍谷大平安−横浜、龍谷大平安−明徳義塾といった強豪対決が見たかった。

 とはいえ、明日の決勝戦は見応えがある試合になると思われる。近畿大会では11−7というノーガードの打ち合いで龍谷大平安が勝った。

 が、明日は、そこまで点は入らないような気がする。龍谷大平安が6−4くらいで勝つと見た。

 こうして気楽に予想できるのも、琴光喜でないからである。どちらかの高校で琴光喜になっていたら、明日は余裕で出前であった。

 決勝が近畿対決になったのは、79年の箕島−浪商以来か。伊藤アナがそう紹介するまでもなく、わしはそのことに気がついていた。

 伊藤アナは、浪商の名前を口にした時、牛島と香川の名前を言った。30年以上経っても2人の名前が挙がるとは、如何に2人が傑作バッテリーだったかがわかるというもの。

 さすがに、明日は出勤する。結果を知らずに帰宅するか? それとも、昼休みに試合後半をワンセグで見るか? 

 明日が決勝戦とは、大会前からわかっていたとはいえ、終わるのが早い。

 人生も同じよ。あっという間に歳を食った。

 明日がオーラスでも構わん…。


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