アジア勢、弱すぎ

 
 うちが普通の職場でなくて、本当に良かったぜ。

 もし普通の職場だったら、決勝トーナメントが理由で出前を取るなど、絶対に不可能。それを、公休日、出前、12月31日出勤分の特別休暇を総動員することで、決勝トーナメントの試合日を全て休めるのだからな。

 そして、もう一つ。うちの職場でワールドカップの話が全くと言っていいほど話題にならないことも、わしにとっては大助かりである。結果を知ったら、さすがのわしも、その試合を見る気にならん。

 ドイツ−アメリカは、退屈な試合だった。ドイツはベストメンバーを揃えたものの、1位抜けがほとんど決まっていたので、そんなに無理をしていないように見えた。

 それでも、きっちり勝つところにドイツの強さがある。実際、試合終了間際くらいしか危ない場面がなかった。

 ポルトガルは、ドイツ戦での大敗が致命傷になった。C・ロナウドがグループリーグで姿を消すのは惜しい。

 ポルトガルの敗退で、今回も、前年にバロンドールを獲得した選手が翌年のワールドカップで活躍できないというジンクス通りになった。

 そのジンクスにわしが最も吐かされたのは、1990年のイタリア大会でのファン・バステンの絶不調にである。当時、世界一の点取り屋と言われ、89年にバロンドールを獲ったのに無得点に終わり、オランダも決勝トーナメントの1回戦で西ドイツに負けた。

 ベルギー−韓国は、ベルギーが韓国を懲らしめることに期待していた。が、ベルギーのスタメンを知って吐いた。1.5軍じゃねぇか。

 デフールが一発レッドでベルギーが10人になった時点で、さらに吐き度が上がった。0−0で御の字と思ったが…。

 韓国も、それで負けるかよ。韓国のマスコミは日本のスポーツ新聞のように甘くないから、韓国代表は叩かれまくられるはず。ま、この結果じゃ、仕方ないわな。

 しかし、アジア勢、弱すぎ。過日の麻雀における競馬がヘタクソな奴と同程度の弱さだ。

 またぞろ、アジア枠の削減がFIFAの会議において俎上に乗ろう。わしは、アジア枠は3枠でいいと思っている。その分、ヨーロッパに回すべきだ。

 今日で決勝トーナメント進出の16か国が決まった。スペイン、イタリア、イングランド、ポルトガルで博徒になっていた奴らはお気の毒様である。

 純粋にこれらの国を応援していた奴らは、もっとハガい。特にスペインファンはクソ鼻血だろう。1位突破が確実視されていただけに。

 順当なら準々決勝は、ブラジル−コロンビア、フランス−ドイツ、オランダ−コスタリカorギリシャ、アルゼンチン−ベルギーか? コスタリカとギリシャは予想がつかん。

 明日は、ワールドカップは小休止。というわけで、紀伊國屋に行く。むろん、
「報知高校野球」を買うのが目的である。

 報知新聞はクソ食らえだが、
「報知高校野球」の予選展望号は、毎年、欠かさず購入している。

 問題は、紀伊國屋に
「報知高校野球」が置かれているかどうかである。今のわしの引きからして、ないような気がしてならん。


 ともかく、明日を凌げば4連休だ。それは楽しからずやである。

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