よく勝ったもんだ
やぶねぇ。オランダ、完全に負けたと思ったわ。
後半43分までリードされていて、そこからまくるとは、オーラスに親倍を連続で和了るようなもの。一種の奇跡と言える。
スナイデルの同点シュートが入った時は、ガッツポーズの鬼になったわ。といっても、メキシコのエレーラ監督のガッツポーズの迫力には遠く及ばないが。
それにしても、ファン・ファール監督の采配は的確だった。前半ボールを全く支配できずに、後半早々に先取点を取られると、5−3−2から4−3−3にシステムを変え、逆転すると、また5−3−2に戻した。
コートジボワール戦とギリシャ戦で無能を晒したイタ公と、何と違うことよ。
今日は、じじぃのカイトがよく頑張っていた。何度もポジションチェンジを命じされ、最後はおそらくやったことがない右SBを務めた。
同点ゴールとなったスナイデルのシュートは、見事な弾道を描いた。錆びた刀と思われたスナイデルだが、まだ切れはあった。
解説の山野氏が今日のスナイデルのシュートを、「南アフリカ大会で日本がやられたシュートのようだった」と評した。
そうかぁ。南アフリカ大会での日本戦のスナイデルのシュートは、川島が防げたって。
今日は、ファン・ペルシーが完全に封じられた。というか、ファン・ペルシーにボールが全く回ってこなかった。フンテラールに交替させられたのには、ファン・ペルシーは納得がいかなかったろう。
そのフンテラールは、最後によくPKを決めたものだ。あの素晴らしいキックを見たら、フンテラールがキッカーに任された理由がわかったわ。
デ・ヨンクは、次の試合に出られるのか? 中盤の守備の要であるデ・ヨンクが試合開始早々に怪我で交代になった時は吐いた。
案の定、オランダは守備が甘くなった。メキシコの先制点も、ドスサントスへの寄せが足りなかったように思う。
オランダが負けたら、コスタリカ−ギリシャは呆けて見ていただろう。勝つか負けるか、まさに天国と地獄である。
PK戦は、本当に残酷だ。PKを失敗したギリシャの選手は、一生引きずるだろうな。
PK戦は選手の精神的負荷がきつ過ぎるので、違うやり方が模索されている。
が、再試合は日程的に無理。むろん、抽選は論外である。わしも、PKに変わる方式が思いつかん。
今日のゲンダイに、「人柄満点、能力零点のザックやジーコみたいなヤツはもうコリゴリだ」との見出しが躍った。
確かに、イタ公はいい奴であった。それだけに、イタ公が去るのには一抹の寂しさがある。
わしは、次期監督にはストイコビッチが適任と思っていた。しかし、ストイコビッチは血の気が多過ぎるのが問題。
監督が何度も退席を食らったら、シャレにならん。今のPL学園じゃあるまいし、監督不在では戦えんて。
オランダが生き残って良かったとはいえ、今日がmy dayとは言えなかった。
my dayになる日は来るのか? その可能性はゼロに近い…。
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