因縁の試合

 
 ヨーロッパvsアフリカの2試合は、全選手が死力を尽くした見応えのある試合であった。これぞ、ワールドカップである。

 決勝トーナメントに進出したチームの試合を見ると、日本が如何にヌルいサッカーをしていたかがわかる。

 イカサマ・トルシエが、
「日本は全く走っていなかった」と、エラソーに言っているくせぇ。それは否定できん。

 フランス−ナイジェリアは、フランスのデシャン監督の采配がズバリ当たった。CFのベンゼマを左ウイングから本来のCFに移して、チームが活性化した。

 イタ公の選手交代は、同じポジションの選手同士の交替に終始した。それじゃ、流れが変わらんて。

 今日、イタ公が離日したそうである。長谷部と内田が見送りに来たというのには、ひねくれ者のわしでも、やや感動した。イタ公も感激したことだろう。

 長谷部の実直な性格はわかっていたが、内田もいい奴なんだな。そういうことって、なかなかできないことだからな。

 フランス−ナイジェリアは、ブラジリアで行われた。その試合が満員になったことに、日テレのアナが驚いていた。

 そんなもん、当たり前だ。ワールドカップなんだからよ。

 自国の試合以外は観戦に行かないのは韓国人だけ。そういった点からも、韓国でワールドカップをやらせるべきではなかったことがわかる。

 試合中に、ナイジェリアの過去の決勝トーナメントの試合結果がテロップで表示された。それに間違いがあった。アメリカ大会のイタリア戦を、イタリア2−0ナイジェリアとしていたのである。

 その試合は、試合終了間際までナイジェリアが1−0でリードしていたところをバッジョのゴールで同点に追いつき、延長戦でまたバッジョが決めて、イタリアが2−1で勝った。

 だから、正しくはイタリア2−1ナイジェリアである。そのテロップを作った奴は始末書ものだ。

 ナイジェリアが1−0で試合終盤まで勝っていた時、実況の山本浩アナが、
「このままバッジョの大会が終わってしまうのでしょうか?」と、モロにイタリアびいきの実況をした。

 それでは、アナ失格である。だからして、山本浩アナがサッカー実況の第一人者との評価は、断じて受け入れられん。

 何度でも書く。羽佐間アナの方が山本浩アナより何倍もうまかったと。

 フランス−ナイジェリアにおいて、日テレのアナは、
「ブラジルの観衆がナイジェリアを応援しているのは、ブラジルにとってフランスが天敵だから」と言って、86年大会と98年大会のことを紹介していた。

 ちょっと待て。2006年大会の準々決勝に言及しないのは、どういうわけか? 

 2006年のドイツ大会では、連覇を有力視されたブラジルは、準々決勝でアンリのゴールでフランスに敗れた。ブラジルで不埒なことをしていたわしにとって、その試合は忘れられない試合である。

 ドイツ−アルジェリアは、因縁の試合であった。詳しくはココココ

 今日の試合も、番狂わせがあるかと思ったくらい、アルジェリアは善戦した。アルジェリアをアフリカ代表5か国のうちで最弱と称した奴は頭を丸めろ。

 今日のドイツ−アルジェリアは、ノイヤーがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたと思われる。ゴールマウスから果敢に飛び出して、ピンチを何回も防いだからである。

 そのノイヤーのプレーを見て、74年西ドイツ大会のヨングブルートを思い出した。その大会のオランダは大胆なオフサイドトラップを仕掛けたので、その裏を取られた際は、ヨングブルートがゴールマウスから飛び出て、ボールを蹴り出したのであった。

 ドイツ−アルジェリアは、エジルの2点目が効いた。サッカーの場合は一発ズドンがあるので、1点差では心もとない。実際、ドイツは最後に1点返されたからな。

 これで準々決勝はフランス−ドイツになった。ワールドカップでは、86年メキシコ大会以来の対決である。

 当時は、プラティニ、ジレス、ティガナ、フェルナンデスを擁するフランスが圧倒的に有利とされながら、フランスGKバツのミスで1点を取った西ドイツが守り倒して勝った。ルンメニゲ、ブリーゲル、マテウス、ブレーメ、シューマッヒャーらが懐かしい。

 今日は、ニュースを絶対に見ねぇ。得意満面の安倍のツラを誰が拝むか。

 奴には、殺意さえ覚える。焼身自殺未遂事件を起こした男には、安倍を火だるまにして欲しかったわ。

 明日で、わしの4連休が終わる。今から闘っていることについては、書くだけ野暮だ…。


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