早実、食われる

 
 弱小都立相手に打線が爆発しても参考にはならない。今日の早実の敗戦で、そのことをあらためて思い知った。

 今年の早実は、食物連鎖で言えば、イワシだったくせぇ。今日、カツオの東海大菅生に食われた。

 毎年、鬼のような打線を作ってくる日大三の存在を考えれば、わしが生きている間、早実は夏の甲子園に出場できないかもしれん。

 沖縄尚学は、延長戦で宜野座高校を振り切った。

 宜野座高校のピッチャーが前の試合で10失点していることから、自分らの打線なら打ち込めると思ったのだろうか、比嘉監督はエースの山城を先発させなかった。

 ところが、沖縄尚学打線が宜野座のピッチャーを打てず、4回裏に2点を先行された。5回表にすぐに追いついたからいいようなものの、山城の温存が致命傷になるところであった。

 山城は、6回途中から出てきて快投した。そして、9回の一打サヨナラの場面も乗り切った。

 延長10回は、比嘉監督の采配が冴えた。ワンアウトから出たバッターをバントで送って、次打者のライト前ヒットでセカンドランナーが生還。

 そのセカンドランナーの足が速いと思ったら代走だった。3番に代走を出して、4番にバントとは、比嘉監督も思い切ったことをしたもんだ。

 その後、相手守備のミスなどが絡んで大量点を取ったが、それも、その1点が入ったからこそである。

 それにしても、高校野球は怖い。前の試合に10失点したピッチャーが、強打の沖縄尚学に的を絞らせずに好投するのだから。

 あに?
 「今日は仕事のはずなのに、なんで、そんなに詳しく試合の経緯を知っているのか?」だと? それについては、ここでは申し上げない。

 九州国際大付は、かわい子ちゃんではないだろう福岡工大城東に、6回コールドの11−1で圧勝した。

 次の準々決勝は、西日本短大付が相手である。西日本短大付には、秋季福岡大会の決勝戦で5−0で完勝している。

 が、同じような結果にならないのが高校野球。それは、今日の沖縄尚学の苦闘を見ればわかる。

 大谷と藤浪が先発ということなので、ちったぁオールスターを見る気になった。が、ゲストに中居がいて吐いた。

 だから、イチイチ、イチイチ、ジャリタレを呼ぶなよ。速攻でテレビを切ったわ。

 明日、ムキリョクンと昼飯を食うことになった。
「人生消化試合」同士、さぞや話が盛り上がろう…。


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