わしが嘆いた

 
 今日の昼、ムキリョクンとデートしてきた。男とのデートは、また楽しからずやじゃねぇ。

 果たして、今後、わしが女とデートすることがあるであろうか? キムラ店でデートコースを選択するしかないか。 

 ムキリョクンと昼飯を食ったので、沖縄予選の決勝戦を朝日コムからの中継で楽しむことができなかった。もし見ていたら、相当痺れていただろう。

 沖縄尚学は、難産の甲子園出場であった。とはいえ、沖縄尚学が実力校であることは、秋の神宮大会を制したことと、選抜でベスト8に入ったことからわかる。

 そもそも、沖縄県代表がAランク校でないと面白くない。その点で言えば、沖縄尚学の甲子園出場は喜ばしい。

 ムキリョクンと会う前に、前橋育英の敗退を知っていた。2−0で勝っていたところ、エースの高橋が7回裏にツーアウトから6失点したそうだ。

 ツーアウト満塁からの押し出し死球で1点返され、次打者に2点タイムリーを浴びたと聞いた。それから崩れたくせぇ。

 ツーアウト満塁からの押し出し死球…。大量失点の呼び水になることが多いケースである。

 これで昨年の選抜の優勝投手と夏の選手権の優勝投手を甲子園で見られないのか。が、それは想定内である。

 ワンマンチームで勝てるのは、白新学院や甲府学院くらいだ。もっとも、両校とも総合力のある明訓に敗れているが。

 帰宅してから、日大三と大阪桐蔭の結果を知った。

 日大三は、佼成学園にやや手こずったようだ。今日の試合では、最速149kmの速球を持つ三輪は投げなかった。

 小倉監督は、三輪を温存したのか? 今日の試合で完投した釘宮も好投手とのことだから、今日の試合で4失点とは、小倉監督としては、
「計算外だよ、玄大佐」だったと思われる。

 大阪桐蔭は3ホーマーしたとはいえ、かわい子ちゃんと思われる豊中高校に7−3では、ムーミンも不満が残ったに違いあるまい。

 にしても、昨夏から1番を打っている峯本が当たりまくっているな。それほどパワーがあるとは見えないのに、2試合で3ホーマーとはよ。

 拓大紅陵の小枝監督が退任か。今日の試合で負けたことで、監督生活に終止符を打ったという。

 拓大紅陵は92年の夏に準優勝したが、拓大紅陵史上で最強のチームは86年のチームであろう。なにせ、ヤクルトでスター選手だった飯田が7番を打っていたのだからな。

 他にも、トップの好打・谷、元ロッテの4番・佐藤、強打の2年生・網野、左のデブスラッガー・谷田部、制球力抜群のエース・木村など粒ぞろいのメンバーだった。

 それが、選抜は新湊に説明の仕様のない嵌り方で逆転負けし、夏は強豪が負ける典型的なパターンで東洋大姫路に0−1で敗れた。その2試合において、わしが吐き倒れたのは書くまでもない。

 小枝監督を継ぐのは、俊足のトップバッターとしてPLで活躍した田中一徳氏だそうである。田中一徳を知らないようでは、高校野球ファンとしてはモグリだ。

 今日のムキリョクンは、珍しく嘆かなかった。ドイツファンのムキリョクンは、ドイツが優勝したので上機嫌だったからな。

 ムキリョクンと意見が一致したのは、3位決定戦が無意味であること、昔のドイツの選手の方がゲルマン魂があったこと、ロッベンがMVPにふさわしいことなどである。

 ムキリョクンは、ドイツ選手の妻や彼女がずば抜けた美女であることに驚いていた。そりゃ、そうよ、金も名誉もあって、あれだけの肉体美を誇るのだからな。

 ムキリョクンは、ノイヤーやシュバインシュタイガーがナチスの将校の制服が似合うと言っていた。

 確かにな。特にシュバインシュタイガーは、泣く子も黙るゲシュタボの隊長にぴったりの顔だ。

 ムキリョクンに、
「実家の借り手がなかなか決まらない」と嘆いた。嘆くのが真骨頂のムキリョクンに、わしが嘆くとは主客転倒だ。

 ムキリョクンの親戚で、ヤバい奴に家を貸してハガい目に遭った人がいると聞かされた。それからすると、キムラ店の店長だかを審査で落としてくれた東急リロケーションに感謝しないといけないな。

 今日は、久々にアタック25を録画した。ここ数週、ワールドカップで、その余裕がなかったのである。

 
「魔女の宅急便」って、そんなに有名なのか? 4人の解答者が一斉にボタンを押した。むろん、わしは初耳であった。

 久しぶりにアタック25を見たのに、
「ある人物」が正解できなかった。漫画家の「しりあがり寿」だと? そんな奴は知らん。

 帰宅したのは4時過ぎだったので、相撲をライブ観戦できた。NHKは、北の富士を解説から降ろせ。

 あに? 
毎回、同じことを書くな」だと? だから、わしは偏執狂なんだよ。

 稀勢の里、ダメだ。今日なんて、豪栄道に完敗じゃないか。

 北の湖ら幹部連は、稀勢の里が横綱になるのを諦めていると思われる。今日の相撲を見れば、それも当然よ。

 明日は出勤だ。明後日もだ。闘いは、今が佳境である…。


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