大会10日目
たった1球の失投が負けにつながるのも甲子園。8回2ツーアウトまで八戸学院光星を1安打と全く寄せ付けていなかった星稜の岩下だったが、ど真ん中にスライダーを投げてしまい、それがホームランになってしまった。
それから、流れが星稜に来なくなった。それが野球というもの。野球も麻雀も、流れというものは怖い。
にしても、八戸学院光星の4番は、たった1球の失投をよく仕留めたものだ。あそこは、バッターが上だったということだろう。
第1試合でアナが星稜を紹介する時、「古くは、昭和51年に小松投手でベスト4まで進出しています」と言った。が、あの年は、酒井、黒田、久保、戸田、赤嶺らが轡を並べており、2年生の小松は全く注目されていなかった。
小松が脚光を浴びたのは翌年である。しかしながら、選抜は、かわい子ちゃんと思われた滝川に不覚を取り、夏は、初戦で優勝候補筆頭の山口の智弁学園に当たり、甲子園で1勝もできなかった。まったく皮肉なものである。
第2試合で沖縄尚学が勝ったことに最もホッとしているのは、朝日新聞の記者座談会に参加した記者ではないか? 2年連続で優勝候補に挙げた高校が全て3回戦までで姿を消したら、シャレにならないかな。
昨年は「5強」が準々決勝を前に全滅して、「見る目がないと言われても仕方がないが」という言い訳の記事を載せくさった。
ったく、そんな記事を掲載するなよ。恥の上塗りじゃねぇか。
沖縄尚学としては、二松学舎が3番手の投手を先発させたことに救われたな。でなかったら、今日で夏の大会が終わっていただろう。
山城は、後半に立て直した。後半のピッチングが準々決勝でできれば、準決勝に進出できよう。
にしても、二松学舎は惜しい試合を落とした。勝ち越しの1点が相手の挟殺プレーのミスによる1点だっただけに、同点になる得点をバッテリーミスで与えたのは痛かった。
恐るべしは、二松学舎の1年生バッテリーだ。秋季大会では、早実の前に立ちはだかろう。
第3試合は、ああなると思ったよ。点差こそ2点であったが、三重の余裕の勝利であった。
次は、沖縄尚学と三重か。そんなもん、沖縄尚学を応援だ。
どうにも三重を好きになれん。その理由は、選抜の初戦敗退で監督を交代させたこと、ピッチャーがニューボールを球審からもらう時に全く会釈をしないこと、広陵にサヨナラ勝ちした際に相手の気持ちを考えずに選手が喜び過ぎたことなどである。
第4試合も、どうにも力が入らなかった。東海大相模と敦賀気比の対戦なら気合が入ったのだが…。わしも、そうこうこっちゃいかんな。
第4試合の実況は小野塚アナであった。今大会はヘタクソなアナが多い中で、小野塚アナの実況のうまさは一頭地を抜いている。
小野塚アナは、実況に緩急があるし、解説者への質問も的確である。また、両チームの選手の名前が完璧に頭に入っている。
昔、鈴木文弥アナが若手アナに実況の仕方を指導するところを見たことがある。それはそれは、厳しい指導であった。
小野塚アナや森中アナには、今の若手アナに実況のイロハを教えてもらいたい。そうでないと、BS朝日の方を見る奴がどんどん多くなるぞ。
盛岡大付の松本は、もう限界だった。今日は、東海大相模戦で見せた投球術も見せられなかった。
東海大相模とすれば、まだ何とか松本が投げられた初戦に当たったのが不運であった。くじ運も実力のうちとそれまでだが、東海大相模としては、くじ運を恨みたくなろう。
しかし、準々決勝の抽選方式なんとかならんか。準々決勝はランダム抽選にしないと面白くねぇ。高野連のアホどもには、まじでクソを食わらしてやりたいわ。
今日が終わると、わしの夏休みも残り5日となる。夏休みが終わるのが、今から怖ぇ。
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