不毛な会合
夕方、競馬がヘタクソな奴からメールが入った。
あに? 「明後日、アホ後輩と会う」だと?
野郎、アホ後輩の永久追放処分を解くってんじゃないだろうな。それは構わねぇがよ、その前に、奴に貸したままの麻雀の負け分を払うように言え。
それと、もし奴を復帰させるというのなら、2つのことを約束させろ。
1つ目は、麻雀の負け分は、その場で払うこと。2つ目は、麻雀中はビールを飲まないこと。
1つ目に関しては、田村が許されるのはわしだけということも伝えろ。
アホ後輩に、「負け分は後払いでいい」と言ったことで、奴への貸しが10万を超えてしまった。奴は除々に返したが、まだ2万残っている。そのことを奴はわかっているんだろうな。
2つ目に関してだが、ビールを飲みながら麻雀を打つなど、雀士として論外。
それより問題なのは、奴が車で雀荘に来ることである。それで帰りに奴が飲酒運転で事故を起こしたら、わしらも責任を追及されてしまう。
いずれにせよ、大学生なのに小学6年生になった奴同士の会合など、不毛の一言。どうせ競馬談義に花を咲かせるだけだろ。
それより、早くメンツを集めろ。わしは、9月の休日なら23日以外は、いつでもいいぜ。
済美の上甲監督が亡くなったと知って驚いた。ということは、安楽が最後の教え子になってしまったわけか。
上甲監督の訃報に接して、馬淵のおっさんが悲しんでいる。2人は仲が良く、明徳義塾と済美が定期的に練習試合をしているのは、つとに知られている。
上甲監督は胆管癌だったのか。わしのオヤジも胆管癌が死因だった。
胆管ガンは悪質度が非常に高い。だから、あっという間に転移する。
もしかしたら、昨年の選抜で準優勝した時は、癌でなかったのかもしれんな。それほど胆管癌は、質が悪いのである。
にしても、高校野球の監督は短命だな。鬼のようにストレスが溜まるからだろう。ここで、上甲監督の冥福を祈りたい。
今日も、号泣組翁は夏休みでいなかった。翁とわしは一心同体で仕事をしている。
翁は12月で定年を迎えるものの、3月31日までの雇用は、本人が希望すればOKということになった。翁よ、まさか、わしを裏切らないだろうな?
翁が辞めるのなら、わしも考えないといかん。じじぃも含めて我々3人は桃園の誓いをしている。「我ら3人は入職した日は違えども、辞める日は一緒」
明日は翁と会える。アメ公のようにハグするか。
ともかく、今日ももうすぐ終わる。こうして、どんどん人生の終わりに近づいて行くのである…。
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