そんな物件、却下

 
 昼過ぎ、田無の不動産屋から電話が掛かってきた。
「いい物件がある」だと? 

 ほおー。なら、その物件を見せてもらおうじゃないか。

 その物件は田無駅から5分の2Kだったが、今のアパートのより家賃が1万円高いと聞いて、ちょっと引いた。

 それでも、条件としては悪くない。洗濯機置き場が部屋の中にあって、風呂の追い炊き機能もあるというのでな。

 で、実際に部屋に行って、吐いた。けっこう大きな通りに面していて、騒音が激しかったのである。

 わしは神経質な性質なので、外の音がうるさいと寝つけない。なので、断った。

 それでも、不動産屋は、
「今、車の通りが多いのは、休日明けだからです。夜は、そんなにうるさくありません」と食い下がった。そんな戯言がわしに通用するか。

 ともかく、そんな物件は却下だ。
「今度、またよろしくお願いします」と言って、引導を渡した。

 しかし、なかなか、これといった物件はないな。犬を飼いたいと思っているので、物件が限られるのはわかってはいたが…。

 あんだ、逸ノ城の強さは。豪栄道に完勝たぁ。

 逆に、豪栄道、弱ぇ。このままだと新大関場所で負け越しだぞ。

 逸ノ城は遊牧民出身で、そうした生活を送ってきたことが精神力の源泉になっているくせぇ。わしの精神力の弱さの源泉はナゾだ。

 その強さに旭天鵬は、
「逸ノ城と対戦する日は休むよ」と言っていた。ったく、相撲取りが出前を取るなよ。

 ゲンダイにも、
「同じザンバラ頭でも、遠藤より100倍強い」と書いていた。おととい、そのことを相撲君に言ったら、「それは、遠藤がかわいそう」と遠藤に同情していたが、今日の逸ノ城と遠藤の相撲を見ると、それもあながち大袈裟ではない。

 明日は、逸ノ城−鶴竜が組まれた。野郎の予想では、逸ノ城が有利とのことである。わしも、そんな気がしている。

 明日は金曜か。デタラメに休んでいるので、曜日の感覚が狂っている。

 プー太郎になったら、月日の感覚がなくなるだろうな。それも一興よ。

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