ボクシング4本立て
今日は、号泣組翁も出勤であった。翁も30日にやることが何にもナイマンなのは言うまでもない。
翁に聞くところによると、わしが出前を取った金曜日、わしが出前電話を入れた直後、大納言が翁の席に来て、「キムラ君、出前」と告げたそうである。
だから、その日の出前は、前の晩、咳で眠れなかったことによる真っ当な出前だったんだよ。それを、あたかも、わしがずる休みをしたかのように言ったというのは納得いかん。
昼休みは、翁と‘やすべえ’に行った。つけ麺の‘やすべえ’は行列ができる店として知られ、11時半なのに、ほぼ満席であった。
それを見て、麻雀隆盛期の‘西武’を思い出したわ。たまには、‘西武’で打ってみたいものである。
‘やすべえ’では、ナゾの白人と席が隣になった。そいつは、ネギをトッピングとして注文していたくせぇ。そいつの所に、ざるに乗ったネギが置かれていたので、そう思ったしだいである。
が、そいつは、一切ネギに箸をつけずに残した。ったく、意味のわからんことをする奴だ。
わしは辛子つけ中盛りを頼んだ。食べ終わった後、「大盛りにすれば良かった」と、後悔という名の地獄に落ちた。
中盛りでも大盛りでも値段は同じなのに、何たるミス。ハネ満を和了れていたのに、満貫にしてしまったのと同様のミスと書けば、よりわかりやすいだろう。
今日は、ボクシングを楽しみにしていた。世界戦が4試合というのをインフレとは思わなかった。
4試合で最もつまらなかったのは村田の試合だった。村田も、あの程度じゃ、あかん。強豪揃いのミドル級で世界チャンピオンになるなど、夢のまた夢だな。
麻雀の華が役満なら、ボクシングの華はKО。残りの3試合がTKОでもなく、KОであったことで、ボクシングの醍醐味を味わせてもらったわ。
井上の挑戦が一部で無謀と言われていたが、わしは、八重樫の試合の方が遥かに無謀だと思っていた。
壮絶なKО負けを食らったのが3か月前。しかも、減量がきつい階での試合。その上、相手が強豪メキシカン。まさに、超獣、怪獣、宇宙人に囲まれたウルトラマンエースである。
それでも、そういう試合に臨んだ八重樫の勇気に敬意を表したい。KО負けは仕方ない。
井上のKО勝利は圧巻であった。39歳の老練なチャンピオンから、21歳の若い挑戦者が4度ダウン取ったのを見て、アリスの「チャンピオン」の曲が聴こえてきたのは、わしだけではあるまい。
アルゼンチン人のチャンピオンは立派であった。井上の勝利インタビューをリング上で静かに聞いていたのだから。
うっかり歩を上げたことで角道が玉まで通り、即負けになった将棋で、感想戦もせずに帰ってしまった和雄ちゃんとは、えらい違いである。
リナレスの試合はライト級での試合だったが、村田のミドル級の試合より迫力があった。ライト級は、パンチ力とスピードのバランスが最もマッチした階だと思われる。
明日も、ボクシングの世界タイトルマッチがある。ただ、フザケたスポーツ番組の一環として中継されるのが許せん。ボクシングファンをナメとるのか、TBS。
明日で2014年も終わりか。「あ゛〜」の一言しかない。
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