コーラはいいのか?
朝7時に目覚ましが鳴った時は、死ぬかと思ったわ。なにせ、5日連続12時間以上寝ていたのでな。
つまり、正月休みは、どの日も12時間以下しか起きていなかったわけである。それじゃ、正月休みを短かったと感じるのも当然だわな。
明日は大腸検査の日である。なので、今日は医院から渡された検査事前食を取った。
朝と昼はお粥と味噌汁、夜はポタージュスープ。そして、間食として、棒状のビスケットを2枚。
減量中の力石の食事というべきか、金竜飛の日頃の食事というべきか、いずれにせよ、超粗食であった。
明日は、検査前にクソまずい下剤入りの飲み物を2リットルも飲まされる。それを飲んだ後はトイレに行きまくりとなる。
当然、下痢状態なので、トイレに行く前にKOされることが少なくない。だから、今年は、鞄の中に着替えのパンツ5枚と、パンツをまとめて入れるビニール袋を持って行く。まさに備えあれば憂いなしである。
今日は、水分をたくさん摂取することも指示された。むろん、アルコール類は不可である。
炭酸は大丈夫なのか? 朝からコーラを1リットル飲んでしまった。ったく、マルチン・バルガスじゃねぇぞ。
あに? マルチン・バルガスを知らないだと?
仕方がない。説明してやろう。
マルチン・バルガスは具志堅の12度目の防衛戦の相手で、そのずば抜けた強打から最強の挑戦者と言われた。が、その強打よりも、ボクサーとしてあり得ない食事で関係者を驚かせた。
朝からパンを10枚も食べ、1日にコーラを30本も飲んでいたって、そんな奴は、ボクサーじゃなくたっていねぇよ。それでジュニア・フライ級の体重を維持していたって信じられぞうだ。
具志堅とバルガスの1戦は、スピードで勝る具志堅が序盤からペースを握り、8ラウンドでKOした。その試合を見た者は誰もが、イラリオ・サパタやジョーイ・オリボなどの強豪がいたものの、具志堅の防衛記録が20までは伸びると思った。
それが、次のペドロ・フローレス戦から別人のようになってしまった。13度目のフローレスとの防衛戦は判定勝ちだったが、あれは負けとったよ。
フローレスは、世界ランクが5位か6位だったと記憶している。だから具志堅は、「ランキングなんて関係ないのよ。5位とか6位とかにえらい強いのがいたりするのよ」と言っている。
現在、午後9時前。さすがに腹が減った。しかし、こんなのを苦にしては、金竜飛に嘲られてしまう。
明日は、そんなにプレッシャーはない。良性のポリープがあることを祈りたい。
次の日へ | 前の日へ |
日記トップへ | HPトップへ |