ああ、片思い
今週は、火曜以降、出前が取れねぇ。なので、今日の休みを満喫しようと思った。
その手始めにベースボールマガジン社発行の選抜ガイド号を読み込んだ。ベースボールマガジン社発行の選抜ガイド号には、選手個々の情報が満載である。その辺は、報知高校野球より充実している。
選手個々の情報において、わしが最も注目するのは「尊敬する人物」である。それを見れば、その高校の監督の人望や求心力がわかるからである。
今年の選抜には出場しないが、広陵の選手の「尊敬する人物」が、毎回、ほぼ全員が「中井先生」になるのは一種の奇跡である。
当然のことながら、帝京の選手が三白眼の男を「尊敬する人物」としているのを見たことがない。
今回は、まず龍谷大平安の選手の「尊敬する人物」に目を通した。そしたら、原田監督を挙げた選手がゼロだったのに驚いた。
平安愛に生きる原田監督は、選手の尊敬を集めていると思っていたのだが…。
ということは、原田監督の片思いということか。原田監督、哀れなり。
次に大阪桐蔭の選手の「尊敬する人物」を見た。そしたら、1人だけムーミンとしていた。ムーミンも、意外と選手に慕われていないんだな。
大阪桐蔭の選手で「尊敬する人物」を「孫子」としているのがいて、「なんと渋いんだ」と思った。プロ雀士とかならわかるが、高校球児が孫子を尊敬していることに瞠目した。
「尊敬する人物」を自チームの監督としている球児が最も多かった高校は浦和学院であった。森士監督は人望があるんだな。
森士監督は、シャワシャワな采配を時々する。だが、人物は優れているくせぇ。
浦和学院では、キャプテンで3番のショート・津田が「尊敬する人物」を「オジー・スミス」にしているのに目を疑った。
オジー・スミスは、「オズの魔法使い」と言われたメジャー屈指の名ショート。が、活躍していたのは、今の選手が生まれる前。だから、わしは舌を巻いたのである。
仙台育英の選手の数人が佐々木監督を「尊敬する人物」に挙げていた。それより、エースの佐藤世那が「好きな球団」を「全部」としていたのに感心した。清原、桑田、元木らに、佐藤世那の爪の垢を煎じて飲ませたい。
ためしに、「好きなタレント」を調べてみた。そしたら、知らない女の金太郎アメだった。そんなのをチェックしたわしがバカだったわい。
選抜ガイド号をひとしきり読んだ後、仕事関係の本を手にした。それをすると、時間が経つのが早い。休みの日に、そんなことをするんじゃなかったわい。
明日から出前不可の日々が続く。号泣組翁に仕事を押し付けることを少し考えている…。
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