掃き溜めに鶴

 
 プー太郎生活77日目。77だからといって、縁起がいいはずがねぇ。

 今朝、目が覚めた時、小太郎はまだ寝ていた。小太郎に勝ったのは、今日が初めてである。

 小太郎が来てから、ティップネスでの滞在時間が短くなった。家に置いてきた小太郎のことが気になっているのでな。

 それでも、今日は3時間半、留まった。それって、長いのか? 

 通常、トレーニングルームは、団塊野郎、ばばぁ、職業不詳の若造で溢れ返っている。

 が、今日は、若くて綺麗な女性が居た。まさに掃き溜めに鶴であった。

 その女性は何者か? 女子大生か? 若妻か? 

 それとも、OLで、今日は出前だったのか? うちの職場じゃあるまし、それはないだろう。

 その女性が利用していたマシーンを遠目からチェックしていた。女性が使い終わったら、まだその温もりがあるうちに、そのマシーンを使おうと思っていたからである。

 それって、変態だ。そんなにストレスが溜まっているのなら、とっととキムラに変身しろ。

 わしのアホな行為を誰かに見られていなかったろうな? 露骨なことをやったので、誰かが胡乱な目で見ていたかもしれん。

 具志堅が国際ボクシング殿堂に殿堂入りしたか。当然である。

 わしは、具志堅の大ファンだった。具志堅が負けた試合は、ドーハの悲劇に次ぐショックな試合であった。

 全盛期の具志堅を知らない連中が具志堅をオモチャにしているのは許せん。もっとも、くだらないバラエティなど見ないがな。

 
「祖父がやった強行採決を崇拝している安倍にとって、反対運動の盛り上がりは興奮剤でしかないのだろう」 

 いったい、誰だ? この素晴らしい文章を書いたゲンダイの記者は? 

 感服したなんてもんじゃない。まじで、この文章の筆者を尊敬する。

 ゲンダイも書いているように、安倍は安保法案を強行採決するだろう。マスコミが機能していないのだから、どうしようもない。

 明日は、親しくなった女性インストラクターのミニレッスンに参加する。ばばぁトラップに嵌るのだけは勘弁してくれ…。

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