ハガい一般区分

 
 プー太郎生活124日目。

 結局、今朝は6時に起きた。朝一で運転免許の更新に行こうと思ったのでな。

 メゾネットの部屋から上がってすぐに小太郎に朝メシをやり、散歩に連れ出した。

 6時台だってのに、犬を連れた奴と1人も会わんとは、どういうことだ? いとうまいこは、夢のまた夢ということか。

 わしの講習区分は一般なので、府中試験場まで出向いた。ペーパードライバーなのに優良でないのは、3年前に免許の正規の更期間を過ぎてから更新したからである。

 3年前の今頃は、母親を亡くしたショックで自宅に住めなくなり、弟の家のそばのアパートを借りていた。だから、自宅はもぬけの殻であった。むろん、郵便物の転送手続きなどしていなかった。

 間が悪いことに、その間に免許更新を知らせる葉書きが届きやがって、免許の正規の更期間中に手続きができなかったのが、一般というフザけた区分になった理由である。

 府中試験場へは、武蔵小金井駅からバスに乗って行かねばならない。バスの中には、運転免許のペーパー試験の勉強をしている奴らが大勢いた。

 最後の追い込みをやっているわけか。わしも、試験当日は試験が始まるまで問題集を解いていた。満点を狙っていたからである。

 実際に何点だったかは永遠のナゾである。手応えでは満点だったが…。

 そういや、競馬がヘタクソな奴が大学生の時に運転免許のペーパー試験に2回も落ちたぁな。

 ヤンキーやアーパーギャルでも受かる試験なのに、2回も失敗するかよ。そんなんだから、小学6年生になるんだよ。

 運転免許のペーパー試験に2回も受からなかったことで、当然、奴は皆からバカにされていた。しかし、当時、奴は麻雀では無敵であった。

 それも今や昔。次回の麻雀で7連敗になるのは必至である。

 8時半前に着いたのに、府中試験場は鬼のように混んでいた。そこで思ったのは、
「ここにいる奴の大半が蟹座なのかよ」と、「次から次に判子を押さねばならない職員はクソに行けないな」ということである。

 視力検査が終わると、講習を受けねばならない。一般と優良とでは部屋が違うのがハガい。部屋に居た奴らを見て、「
こいつら、しょうがねぇな」と呟いた。

 講習の講師は講習を始めようとした時に、メールをしている姉ちゃんを目ざとく見つけて注意した。

 だから、その姉ちゃんもTPOを考えろって。相手は警察官だぞ。

 続けて、その講師は、
「以前、講習中にゲームをやっていた人に出て行ってもらったことがあります」と言った。

 講習中にゲームに興じるとは、いい度胸しているじゃねぇか。もっとも、テッポウでマンション麻雀に出入りする田村ほどではないが。

 免許の更新には、暗証番号が2つ必要となる。1つはナゾだが、もう1つは1326である。むろん、競馬がヘタクソな奴から拝借した暗証番号である。

 1326…。子のメンピンツモ・ドラ1の点数に由来することは書くまでもない。

 無事に免許を更新した後、その足で前の職場に仕事をしに行った。今日の仕事は手間が掛かる仕事で、帰りが遅くなった。

 帰宅してから、大阪偕星が最後の代表になったのを知った。これは予想通りである。

 明日、スポーツ紙が各高校に評価をつけた表を載せる。その前に、A評価の高校を予想したい。

 北から順に、仙台育英、健大高崎、東海大相模、静岡、中京大中京、敦賀気比、天理、智弁和歌山。

 ここに浦和学院と大阪桐蔭の名前がないことを嘆きたい。わしは、死んだ子の歳をいつまでも数える主義なんじゃい。

 早実をAにするドアホなスポーツ紙があるかしれんな。投手力がシャワシャワな早実がAということは断じてない。

 明日は、日刊スポーツとスポニチを買う。読売が勝った翌日の報知に用はない。

 さ、ひとっ風呂浴びてから、小太郎と遊ぶか。今日もディック・ザ・ブルーザーになるだろう…。

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