大会10日目
プー太郎生活138日目。
悔しかろう、東海大甲府ナインは。勝てるだろうと思って臨んだ試合で、清宮の引き立て役になったのだから。
清宮の大活躍にマスコミは狂喜乱舞といったところか。だからといって、明日のスポーツ新聞を買うほど、わしは甘くないぜ。
しかし、5回裏のセカンドの2点タイムリーエラーには吐いた。せっかく松本がジキル・ピッチングを見せていたのによ。
それだけに6回表の清宮の3点タイムリーツーベースは大きかった。
ただ、その後、相手のファインプレーでタイムリーを2つ阻まれたので、ちょっと嫌な感じがした。
が、それは杞憂に終わった。東海大甲府打線が焦っていたからである。ヒットはそこそこ出るもののタイムリーが出ず、中盤からは自分らのバッティングができなかった。
今日は、継投もうまくいった。松本が投げ続けたら、もっと縺れていたかもしれない。
そういった点でも、今大会では和泉監督の采配も冴えている。1990年代後半から2000年代前半の早実の暗黒時代に、和泉監督を更迭する話が出ていたことを付記しておきたい。
今日の快勝で欲が出てきた。準々決勝の相手が東海大相模でないしな。
東海大甲府の敗退は、東海大甲府を残り16校で3位とした、わしの立場からするとハガい。当然のことながら、わしは、凄腕のハンデ師と呼ばれた光沢毅氏に遠く及ばない。
読売の原監督が育成功労賞の表彰式のために甲子園に来た。亡くなったオヤジの代理ということであった。
ガキの頃、わしは原に憧れていた。しかし、津末の方がずっと頼りになった。原は、高校時代から勝負弱かったのである。
第2試合は貧打線であった。1−0といっても、緊張感がなかった。
それでも、花咲徳栄は勝負強かった。試合を見ていて、花咲徳栄が負ける気がしなかったのは確かである。
東海大相模の優勝は間違いない。どうしたら東海大相模に勝てるというのか?
次の相手が花咲徳栄というのも、東海大相模には追い風である。2回戦から登場したことといい、東海大相模は引きも強い。
もし準々決勝のカードが東海大相模−浦和学院だったら、メチャクチャ痺れていただろう。って、いつまでも死んだ子の歳を数えるわしである。
次の相手は九州国際大付か。作新学院でなくて良かったわ。
というのは、作新学院が嫌いだからである。同じ負けるにしても、九州国際大付なら吐く量が少なくて済む。
第4試合が投手戦になるとは思わなかった。富山に今日のようなピッチングをされたら、早実の勝ち味は薄れる。
あ゛〜、麻雀なんて不埒なことをせんで良かったぜ。甲子園期間中は、高校野球以外は断捨離となるのは例年通りである。
明日も4試合を堪能する。仙台育英よ、きみ、死にたまふことなかれ。
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