ワンと吠えた

 
 プー太郎生活187日目。

 あんだ、あんだ。左ケツの痛みが昨日より増しているってのはよ。

 それにもめげず、ミニレッスンに参加した。参加がほとんど義務みたいな感じになっているのである。

 今日も、昨日ペアを組んだ愛想の悪いババァが居たので吐いた。しかし、今日は中年のおばさんとのペアになった。

 そのおばさんは、ペアを組む前に
「よろしくお願いします」と言い、ペア種目が終わった後に「ありがとうございました」と、お礼を言った。

 それが当たり前だ。昨日のペアの相手だったババァに未だに腹が立つ。わしは執念深いんじゃい。

 帰宅して小太郎にオヤツをやり終わったところで、オヤツが入った袋を落としてしまった。すかさず小太郎は袋に食らいついた。

 封をしてあったので食べられることはなかったが、わしが口から袋を離そうとしたら、
「ガルル」と唸った。その辺は、野性の本能であろう。

 わしも、時折、野性の本能が働き、当たり牌をピタリと止めることがある。約1名、競馬をやる際に野性の本能が全く働かない奴がいるが…。

 小太郎から袋を取り上げるのは無理と思ったので、違うオヤツを見せた。そしたら、袋を口から離して、それに寄ってきた。

 その刹那、宅配業者の兄ちゃんがドアをノックした。新聞の勧誘とかがウザったいので、インターホンは切っているのである。

 そのノックの音に向かって小太郎が
「ワン」と吠えた。

 わしは、それに感動した。小太郎がうちに来て以来、一度も
「ワン」と言ったことがなかったからである。

 だから、わしは声帯に欠陥があると思っていた。が、そうでなかったことが判明した。

 オヤツを食おうとしたところでノックの音が聞こえたので、オヤツを食べるのを邪魔されると思ったのであろう。それも野性の本能と言える。

 ともかく、小太郎が不具犬でないことがわかってホッとした。犬は、
「ワン」と吠えて、なんぼのものよ。

 明日、ヤクルトが優勝を決められるか? どうせなら勝って決めてもらいたい。

 おととい、読売が阪神に負けていて本当に良かったぜ。このクソ土壇場でマジックが1か2かでは、えれぇ違いだ。

 明日は1日。つまり、
「アカギ」の日である。
 
 「明日の号で鷲巣編の決着がつかない」にチップ1万枚だ。

 今から夜食を取る。鎮痛剤を飲むからである。野菜を食わないのは書くまでもない…。


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