大会４日目

　プー太郎生活356日目。

　今朝は、目覚ましが遠くに聞こえた。第１試合に大阪桐蔭が登場するのに、そういうこっちゃいかん。

　第１試合は、大阪桐蔭が序盤から土佐を圧倒すると思っていた。が、中盤までは土佐の２年生ピッチャーの好投が光った。

　あのピッチャーは、如何にも高野連好みのピッチャーだな。球審からニューボールをもらう時に帽子を取っていたし。

　その辺は、金村や工藤とは大違いである。奴らが、そういうことをするはずがねぇ。

　土佐としては、２回に無策で先制点を取れなかったのと、３回の守備の綻びがハガかった。

　とはいえ、土佐がもし１点先行していても、実力に大きく勝る大阪桐蔭に勝てなかったのは明らかである。

　同じ土佐でも、土佐と土佐丸では、まるで違う野球をする。わしは、土佐丸の殺人野球が好きだ。

　３回の３点は、ゲッツー崩れのランナーが１点目になった。あのゲッツー崩れは、記録に表れないショートのエラーであった。

　予想通り、高山は省エネ投法を展開した。次の木更津総合では、もっと力を入れて投げるのではないか？　

　土佐が勝っていれば、40年ぶりの勝利だったのか。40年前は１回戦で赤嶺の豊見城に４−３で勝った。

　あれから40年たぁ。といっても、わしは生まれていないが。

　相変わらず、ムーミンはえれぇデブだぁな。宿舎でメシを選手以上に食っているんじゃないか。

　ムーミンは、「今年のチームは長打力がない」と言っていた。

　確かに、今年はスラッガーが不在である。それでも、公式戦のチーム打率が１位なのだから大したものである。

　大阪桐蔭応援団がスターウォーズの曲を演奏していた。スターウォーズが昨年ヒットしたから選曲したのだろうが、スターウォーズが人気な理由が全くわからん。

　ストーリーが荒唐無稽じゃねぇか。パート�Uを映画館で見て吐いた記憶がある。

　第２試合は、両チームとも決め手に欠ける展開となった。試合を見ながら、「どちらが勝っても、秀岳館の相手じゃないな」と思っていた。

　しかし、あんだ、９回表の６点は。市和歌山からすれば、説明の仕様のない６失点だった。とはいえ、試合内容からすれば順当な結果であったと思う。

　第３試合は１点差だったものの、秀岳館の実力勝ちだった。

　「なんで、それが言えるのか？」だと？　試合を見てりゃ、わかる。

　高橋がいいピッチングをしていたので、３回表の１点は重いと思った。それだけに、３回裏は見事な集中打であった。

　秀岳館打線が大会屈指なのは間違いない。それを過小評価している記者が多すぎる。

　この野郎、ニュースを試合中に挟むなや。ニュースが終わってスコアを見たら、花咲徳栄に１点が入っていて吐いたじゃねぇか。

　結局は、５回裏の１点が決勝点になった。ノーアウト１、２塁から強攻してのタイムリーヒットでの１点だったし、８回はエース・有村が火消しをしたから、今日は鍛冶舎監督の采配が冴えていたと言える。

　８回の花咲徳栄の３点は、先頭打者のデッドボールがきっかけになった。野球は、ちょっとしたことで流れが変わるから怖い。

　鍛冶舎監督は、今後の試合も継投策で行くのだろうか？　それは危険な気がする。

　鍛冶舎監督は、勝利インタビューにおいて、セカンドランナーがキャッチャーのサインをバッターに伝達してことを球審に注意されたことに自ら言及した。

　あれだけムキになって言っていたって、本当は自分が指示を出したじゃないのか？　もしそうだとしたら、ネズミ男のようなセコさだ。

　白鵬と稀勢の里って、まだあんなに力の差があるんだな。そう思わざるを得ない一番であった。

　これで稀勢の里の初優勝の可能性が低まった。千秋楽まで１敗を守れるとは思えないし、優勝決定戦で白鵬と当たったとしても勝てまい。

　豪栄道は、どうなっているんだ？　勝ち越すのに汲々とするだろうと思われた豪栄道が優勝争いをするたぁ。

　明日は、白鵬−豪栄道が組まれた。豪栄道が勝てば、その後の展開がより面白くなる。まあ、それはないだろう。

　今日は水曜である。もし女性インストラクターがティップネスを辞めていなかったら、今日のミニレッスンを「仕事」とシャミを引いて休んだことであろう。

　夏の大会期間中の火曜と水曜も、そうして顔を出さなかった。それも、今となっては思い出になってしまった。

　ま、26日のライブで会えるからいいか。ただ、夜遅くなるのがハガい。翌日も９時起きだからである。

　明日は、東海大甲府−創志学園に注目したい。朝日は、東海大甲府を優勝候補の一角と見ている。朝日の記者が節穴がどうか、明日、わかる。

　もう明日で５日目か。今大会も、あっという間に終わるのは目に見えている。人生も、あっという間に終わる。

　それが現実よ。明日も、高校野球で現実逃避をしたい…。