大会9日目

 プー太郎生活361日目。

 今朝は、8時半ギリギリまで寝ていた。第1試合に龍谷大平安か秀岳館が登場したなら、8時に起きるように目覚ましを掛けたであろう。

 滋賀学園にとって、今日は前の2試合とは相手が違った。位負けというか、最初から智弁学園に飲まれているような感じであった。

 これまで2試合と全く逆の展開になったら、選手が動揺するのも無理はない。今日は、チーム全体に活気がなかったように見えた。

 大会前、わしは智弁学園を3番手グループと見ていた。だから、ベスト4進出は予想外である。

 智弁学園としては、常総学院と対戦しないで済んで助かったな。もっとも、常総学院は打線が弱いから、常総学院と戦ったとしても、智弁学園が勝った可能性が高い。

 智弁学園は、39年ぶりのベスト4か。39年前は、大型右腕の山口、好打の米田、強打の坂口ら傑出した選手がいて、
「これは強いぞ」と思わせた。

 そのチームとは比較する野暮はせん。いや、野暮をする。77年のチームの方が強い。

 というわけで、第1試合の予想を外してしまった。今大会も予想がなかなか当たらん。

 第2試合は、予想通りの接戦になった。明石商が1点先制した時は、そのまま龍谷大平安が押し切られるかと思ったわ。

 7回の同点の場面は、龍谷大平安に幸運だった。当たりが弱かったことで併殺崩れになったのだから。

 7回表の明石商のカウント2−2からスリーバントスクイズは、わしも読んどった。わしは、野球頭は悪くないんじゃい。

 8回表も龍谷大平安にとってはラッキーだった。ライトのバックホームが逸れてバックネットに当たったが、そのクッションボールがキャッチャーのところに戻って、セカンドランナーがホームに還れなかったとはよ。

 龍谷大平安打線も、吉高のスプリットを織り交ぜた巧みなピッチングにホンロウ・トイトイされた。東邦が打てなかった理由がよくわかったぜ。

 それにしても、両投手がよく粘った。それが好ゲームとなった要因である。

 ただ、最後の場面は吉高に気の毒だった。雨の中では、スプリットが甘くなったのも仕方ない。

 平安愛に生きる原田監督は、勝利インタビューの最後で涙ぐんでいた。それだけ苦しい試合だったわけだ。

 平安愛に生きる…。それも男として立派な人生である。

 第3試合は、今大会で最も痺れたわ。秀岳館で琴光喜になっていたら、絶叫マシーンになっていたのは確実である。

 2年生の廣部が土壇場でよく同点打を打ったもんだ。その直後に堀江が逆転サヨナラ打を放ったが、わしは同点打の方が価値があると思う。

 堀江は、同点になったことで気が楽になって打席に入れたからである。なので、選手のヒーローインタビューは廣部の方が適当だったと思う。

 秀岳館は、完全に負けパターンであった。4回の1点が重くのし掛かり、打撃陣が大振りとなった。

 8回まで2安打とは、鍛冶舎監督は思ってもみなかったであろう。それは、わしもだ。

 鍛冶舎監督の選手起用や采配は的を射ていた。人間偏差値はともかく、野球偏差値は高い。

 鍛冶舎監督が言っていたように、木更津総合の早川はベストピッチであった。

 早川にとって惜しかったのは、9回の2つのフォアボールである。もっとも、あれは粘って選んだ方を褒めるべきである。

 木更津総合は、打線がややかわい子ちゃんであった。あと1点あれば勝てていただろう。

 第4試合は、第3試合の余韻で呆けて見ていた。そういうこっちゃいかん。

 もし第4試合が好カードだったら、気合が入っていたはず。それを言ったら、高校野球ファンとして失格よ。

 第4試合は乱戦になった。海星としては、失点が多すぎた。

 監督が悔いていたように、投手リレーに失敗した。まさに後悔先に立たずである。

 って、わしは、何度も後悔という名の地獄に落ちている。プー太郎を選択したことを今更ながら後悔しているんじゃい。

 ベスト4のカードは、智弁学園−龍谷大平安、秀岳館−高松商か。結局は、強豪対決という形に収斂された。わしは、そういう大会が好きだ。

 決勝は、龍谷大平安と秀岳館の対決と見た。ちなみに、両者は秋に練習試合で対戦しており、龍谷大平安が4−2で勝っている。

 明日は休養日である。よって、明日はティップネスをフルに活用する。

 ただし、ミニレッスンには参加しない。女性インストラクターの指導でないと意味がねぇ。

 明日はシリア戦がある。読売の試合を見るとストレスが溜まるので、シリア戦に集中する。

 シリア戦が明日の唯一の楽しみだ…。


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