大会11日目

 プー太郎生活366日目。

 終わった。終わってしまった。終わるのが何と早かったことよ。

 年々歳々、大会が終わるのを早く感じるようになっている。それだけ、わしも歳を取ったわけだ。

 夏の大会もすぐにやってきて、あっという間に終わるのだろうよ。今から、そのことを覚悟している。

 さて、今日の決勝戦だ。今日は、決勝戦にふさわしい熱戦になった。

 高松商としては、初回のノーアウト1、3塁を逃したのが痛かった。そういう大きなチャンスは、最初のバッターが何とかしないと無得点になるケースが多い。

 それは、広岡達郎氏が言っていた。いや、ノムさんの発言か? 

 2人とも解説はうまい。が、2人とも灰汁が強すぎる。

 試合は、併殺崩れで挙げた1点を村上が守り抜くかに思えた。ところが、8回表に先頭バッターの内野安打を生かして、高松商が追いついた。

 その内野安打はアウトに見えた。って、わしの錯覚か?

 8回裏のツーアウト2、3塁からのサードゴロは送球が逸れてファーストがタッチに行った。アウトの判定だったが、あれはノータッチじゃなかったのか?

 場内の高松商びいきの雰囲気からか、ジャッジが全般に高松商寄りだったように思う。

 しかし、こんなのは大したことはない。07年夏の広陵−サガンの球審・桂の故意ジャッジからすれば、かわいいもんよ。

 高松商は、10回表にノーアウト2塁のチャンスを逃した。そこは、村上が粘ったと言える。

 サヨナラの場面は、味方のファインプレーなどでツーアウトランナーなしになったことで、浦がホっとしてしまったのか? 
「野球はツーアウトから」とは、よく言ったものである。

 今日の決勝戦では、ニュースがイニングブレーク中に挟まれた。

 なんで、毎試合、そうしないんだ? そのことに関しても、NHKに不幸の手紙を書く所存である。

 それと、中継が始まる時に、スポーツテーマソングを流さなくなったのは、どういうわけだ? 

 吐き気を催させる応援メッセージといい、高校野球の担当ディレクターがすっとこどっこいなのは確かである。

 朝日新聞は、今日の予想も思っくそ外した。

 
「総合力では高松商に分がある。ただ、準決勝を逆転サヨナラで制した智弁学園の勢いは侮れない」

 その記事を書いた記者は頭を丸めろ。そいつは、東邦の優勝を予想した奴と同一人物と思われる。

 今年も、雨天順延が1日もなかった。もっとも、今はプー太郎だから、順延もクソもないが。

 大会前、誰が智弁学園の優勝を予想できたであろうか? どの雑誌も、智弁学園の存在をネグレクトした。

 それは、わしもだ。全国の博徒もそうであったろう。

 今年の選抜で昇天した博徒の冥福を祈りたい。あ゛〜、琴光喜にならなくて良かったぜ。

 日本代表の第1次候補22人が発表された。

 ▽投手 鈴木昭汰(常総学院)、高橋昂也(花咲徳栄)、早川隆久(木更津総合)、山崎颯一郎(敦賀気比)、藤嶋健人(東邦)、市岡奏馬(龍谷大平安)、村上頌樹(智弁学園、吉高壮(明石商)、高田萌生(創志学園)

 ▽捕手 大沢翔(木更津総合)、古賀優大(明徳義塾)、九鬼隆平(秀岳館)

 ▽内野手 綿屋樹(鹿児島実)、美濃晃成(高松商)、堀江航平(秀岳館)、吉沢一翔(大阪桐蔭)、林中勇輝(敦賀気比)、米麦圭造(高松商)、松尾大河(秀岳館)

 ▽外野手 岡田悠希(龍谷大平安)、安西翼(高松商)、福元悠真(智弁学園) 

 大阪桐蔭の高山が漏れた。まあ、期待外れだったから、仕方あるまい。

 それより、秀岳館の天本が選外なのが納得いかん。だいたい外野手が3人というのは少な過ぎだって。

 あに? 日本と韓国がともに第2ポットに入るから、韓国とは対戦しないだと? 

 それは面白くねぇ。奴らとの対戦が一番燃えるからな。

 日本の世界ランキングが56位か。まあ、そんなところだろうな。

 それでワールドカップでベスト8が目標とは、甘い寝言を言うな。

 3月29日の国際親善試合で、ドイツが相性の悪いイタリアに4−1で圧勝した。セリアAで無失点記録を作ったばかりのブッフォンから4点とは、相変わらずドイツの攻撃力は凄いな。

 6月のヨーロッパ選手権では、ドイツが優勝候補筆頭に推されよう。

 オランダがイングランドとのアウェイ戦で、2−1で逆転勝ちしたのか。ヨーロッパ選手権に出場できないのだから虚しい限りである。

 そのイングランド戦には、ロッベン、ファン・ペルシー、スナイデルが出場しなかったくせぇ。その3人が偉大だっただけに、世代交代は困難を極めるだろう。

 かぁぁ。読売が延長11回に2点勝ち越しくさった。

 BS・TBSが試合途中が10時前に中継を打ち切ったので、ラジオを聴いていて、吐いた。

 当然、ラジオを叩き切った。わしの4時間を返せ。すこぶる納得いかん。

 昨日の日記では、
「プー太郎生活363日」としたが、今年は閏年だから、正しくは「365日」である。どこかで2日狂ったようである。

 便宜上、今日を、
「プー太郎生活366日」とした。それに文句は言わさん。

 明日から4月である。新しい生活になる奴も多かろう。

 わしはプー太郎のまま。残りの人生は消化試合だ…。


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