田中健二朗vs小林

　プー太郎生活388日目。

　今朝は10時前に起きられた。なので、ヤンキース−アスレティックスを見ることができた。

　解説は山下大輔であった。山下大輔は、14年ぶりの解説復帰だという。

　そんなにブランクがあって解説が務めるのか？　と思ったら、その間、マイナーなどで若手の指導をしていたそうである。

　「マイナーで面倒を見た若手がメジャーで活躍するのを見ると感慨深いです」か。その気持ちはわかる。

　山下大輔といえば、その華麗な守備で記憶に残っている。

　堅実さでは自衛隊と言われた元阪神の平田の方が上だったかもしれないが、こと華麗という面では、山下大輔が�ｂPだったように思う。

　山下大輔は典型的な慶応ボーイ顔で、子供心に「えれぇハンサムだぁな」と思ったものである。が、若ハゲであり、30代前半にはツルッパゲになった。

　山下大輔は、盗塁でヘッドスライディングをしてヘルメットが脱げるや否やヘルメットを被り直していた。若ハゲを相当気にしていたくせぇ。

　山下大輔の解説は理論的である。今日の解説で野球偏差値が高いのがよくわかったわ。

　今日はティップネスの閉館日なので、午後は本を読んだ。久しぶりの本格的な読書だった。

　言っとくが、読んだのは麻雀本じゃないぜ。仕事関係の本を読み込んだんじゃい。

　６時から読売−ＤeＮＡを見た。今、絶好調の菅野が読売の先発だったので、ＤeＮＡに勝ち目はないと思った。

　アンパイの小林にタイムリーを浴びて１点を取られた時は負けを覚悟したわ。

　なのに、なぜか７回で菅野が降板し、９回に乙坂が澤村から同点ホームランを打った。澤村、ざまあみろ。

　あに？　菅野はマメができたのか。

　そうでなければ、ＤeＮＡは完封されていただろう。それほど菅野に付け入る隙はなかった。

　10回裏、ＤeＮＡベンチは田中健二郎をマウンドに送った。田中健ニ朗を知らなければ、高校野球ファンとしてモグリよ。

　田中は、小林、中井、立岡を三者三振に取った。田中が小林、中井と同級生であることに気がつかないのも、高校野球ファンとしては遺憾である。

　田中と小林は、07年の夏の大会で対戦している。田中に対して小林はノーヒットであった。

　しかし、田中の常葉菊川は３−４で小林の広陵に敗れ、春夏連覇はならなかった。

　その大会のベスト４には、常葉菊川、広陵、サガン、長崎日大が残った。準決勝で常葉菊川と広陵が当たってしまったのが今でも惜しまれる。

　クジのいたずらで、サガンと長崎日大の対戦が最初に決まった時は、「かわい子ちゃん同士の対戦かよ」と、吐いたものである。

　もし準決勝で常葉菊川が広陵に勝っていたら、決勝戦では常葉菊川がサガンをイテコマしたであろう。

　広陵が普通の強打線だったのに対し、常葉菊川は超強力打線だったからである。

　たらればを言えば、三白眼の男が準々決勝のサガン戦で、サガンをナメていなければ、サガンの優勝はなかったはず。

　なんで、３番手ピッチャーの高島を先発させたんだよ。冨士夫ちゃんが言ってように、たとえサガンが相手であっても、３番手ピッチャーで勝てるほど甲子園は甘くねぇ。

　07年、08年の常葉菊川は、まさにタレント軍団であった。が、プロに入ったのは、07年のエース・田中だけである。

　広陵では、野村−小林のバッテリーと土生がプロに進んだ。さらに、控え投手だった２年生の野林もカープに入団した。

　広陵で９番打者だった小林がプロでちったぁヒットを打っているのに、３番を打っていた好打者の土生がプロでまるで活躍していないとは、わからないものである。

　先日、神宮球場で観戦した時、アンチ読売に改宗したドクターは、「高校時代の小林は決勝戦で桂にあんな判定をされて可哀想だったけど、今は全く応援していない」と言っていた。また、書記長はサガンの優勝を、「作られた奇跡」と評していた。

　２人の発言に激しく同意したのは書くまもでない。わしは、07年の夏の大会を記憶から消している。

　「作られた奇跡」といえば、78年夏のＰＬ−中京にも、その感を持っている。

　９回裏、４点を追うＰＬは、先頭打者の西田が３塁打を放った。しかし、サードへの滑り込みは、どう見てもアウトであった。

　それがセーフの判定だった。ライブで見ていて、「え、まじかよ」と思った記憶がある。

　後年、その試合がＢＳ朝日で放送されて、その場面を凝視したのだが、やはりアウトだった。西田の暴走がセーフと判定されたのは、当時の近畿勢びいきの所産であろう。

　明日は、１年間効果が持続するフィラリアの注射を打ってもらうために動物病院に行く。その値段がデカピンのレートでの親満と聞いて吐いたわ。

　５月のクソ麻雀、デカピンで打とうじゃないか。わしは、どんなレートでも構わんぜ。

　明日、雨が降らないって本当だろうな。万が一雨だったら、予約を出前でキャンセルするまでよ。

　しかし、トリミングはそうはいかない。予約でいっぱいだからである。

　いい加減、炊飯器デビューをしないと、炊飯器を買った意味がなくなる。動物病院に行くのを理由に、明日も炊飯器デビューを見送るだろう…。