大会10日目
プー太郎生活502日目。
第1試合は、馬淵のおっさんとしたら、8回の4失点は「計算外だよ、玄大佐」だったが、全体を通せば快心のゲームだったろう。
準々決勝に備えて、エースの中野を途中降板させられたし、控えの選手も代打で出せた。
馬淵のおっさんは、大差の展開にも関わらず、セーフティースクイズを指示した。それは、ちょっとやり過ぎじゃねぇのか。
やはり嘉手納は、前橋育英が負けるチームではなかった。慢心による敗戦は、本当に悔いが残る。
第1試合では、解説の広瀬氏がシャワシャワな解説をした。
ノーアウト満塁の場面で、カウントが2−2となった。ここで、「ピッチャーは、もう1球、ボールを投げられます」と言ったのである。それに上野アナが、「満塁でフルカウントになってしまいますが…」と吐いていた。
若ハゲの上野アナの実況も、なかなかである。わしは、上野アナの歯切れのいい実況が好きだ。
秀岳館は、6−1で勝った。だが、点差ほど楽な試合ではなかった。
秀岳館の勝因の1つとして、鍛冶舎監督の‘巧’みな投手リレーが挙げられる。解説は‘巧’みではなかったが、采配は‘巧’みである。
それにしても、鍛冶舎監督の選手起用は厳しいな。本来は強打の堀江が1打席目で倒れたら、4回の守備から堀江を引っ込めた。
その非情な采配が松尾のエラーを誘発したと思われる。ずっと二遊間を組んできた堀江の交代は、松尾にもショックであったろう。
秀岳館としては、いなべ総合が先発ピッチャーを代えてくれたのが有難かった。中盤、いなべ総合の先発ピッチャーを打ちあぐんでいたので、もし続投だったら、試合はどう転んでいたか、わからなかったところである。
鳴門は、エースの河野を先発させなかったのが裏目に出るかと思われた。が、盛岡大付の投手陣がかわい子ちゃんだった。それで、それほど強打でない鳴門が大量点を取れた。
盛岡大付も9回にスリーランなどで4点を返したが、11失点はあまりにも大きかった。
鳴門としては、河野の投球回数が少なかったのは、次の試合に向けて好材料となろう。
次の鳴門の相手が明徳義塾だと勝利監督インタビューで知って、絶叫マシーンになった。秀岳館と履正社−常総学院の勝者との対戦が決まったからである。
今大会は早い段階での強豪同士の潰し合いが多すぎる。抽選結果に吐きまくって、胃の中に何にもナイマン状態だ。
だから、2番手で勝てるほど甲子園は甘くないんだって。しかも、相手はドブスの常総学院だぞ。
履正社の岡田監督は、横浜がそれで負けたのを目の当たりにしているじゃないか。山口が先発と聞いた時点で、「横浜の二の舞だぞ」と思ったわ。
履正社は、完全に負けパターンだった。1、2回で5点を取られたことはもとより、ミス絡みで追加点を取られ、攻めては残塁の山。
5回を終わって、常総学院が7安打、履正社が10安打で、常総学院の7−2って、あんだ、そりゃ。履正社としては、説明の仕様のないハマり方だったと言える。
常総学院からすれば、自在の攻めであった。佐々木監督は、「子供達が」と暑苦しく迫っていた木内監督の薫陶を受けただけのことはある。
試合終盤は、履正社が完全に焦っていた。あの展開で高校生に「焦るな」という方が無理ってもんよ。
常総学院の左腕・鈴木のインコース攻めは見事だった。それに履正社の各バッターが面食らったと思われる。
しかし、履正社がここで消えるのは余りにもったいない。履正社が実力bPなのは間違いなかった。
ドデブ監督は、ほくそ笑んでいるだろう。どう考えても、履正社より常総学院の方が与しやすいからな。
ダメだ。頭が真っ白だ。
履正社、横浜の東西の横綱が準々決勝を前に姿を消したという現実を受け入れられん…。
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