気持ちはわかる

 プー太郎生活616日目。

 ティップネスには振動マシーンがある。振動マシーンの利用者はババァばかりなので、入会以来、ほとんど利用してこなかった。

 が、振動マシーンに10分ほど乗ると体幹が鍛えられると知って、このところ必ず振動マシーンを使っている。

 今日、振動マシーンに乗っていたら、レッズファンの兄ちゃんが話し掛けてきた。
「レッズファンは、皆
『あ〜』という感じで帰って行きましたよ」か。

 兄ちゃんには、
「吐いた」という語彙はねぇくせぇ。そういう時の心情を「吐いた」と教えてやれば良かったか。

 ペトロビッチ監督の采配がシャワシャワだったことも、わしに訴えた。監督の采配がシャワシャワだとファンは堪らんわな。

 1時間ほどパワールームで過ごしてからプールに顔を出したら、レッズファンの兄ちゃんが監視員としてプールに居た。そして、またレッズのハガい敗戦を愚痴りに来た。

 気持ちはわかる。わしも、高校野球で何度吐き倒れたことか。

 しかし、よほど吐いたんだな。まだ引きずっているとはよ。

 ティップネスの同僚にサッカーの話ができる奴がいないのか? 今日の感じからすると、そうなのだろう。

 それにしても、チャンピオンステージは、わけのわからんシステムだ。年間の勝ち点がレッズよりも15も下のアントラーズがJリーグのチャンピオンで、クラブワールドカップに出場するというのでは…。

 レッズファンの兄ちゃんは、クラブワールドカップでのアントラーズの試合を見るのだろうか? そこまで筋金入りのファンなら、そんな試合に用はないと思われる。

 ティップネスから帰って、電車の騒音と闘っている。インターネットで同じような悩みを持つ奴らを知ったが、ほとんどの奴が、
「じきに慣れた」と書いている。

 本当かよ? わしが慣れるとは思えん。

 実際、えれぇストレスを感じている。まじで胃が痛ぇ。

 夜の10時を過ぎるとホッとする。電車の本数が減るからである。

 明日は在宅で仕事をする。仕事に集中できる自信はねぇ。

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