大会8日目

 プー太郎生活684日目。

 作新学院、夏春連覇ならず。ただし、今年のチームもコンパクトにまとまっており、好チームであった。

 今日の秀岳館戦は、どちらに転んでもおかしくなった。実際、8回はワンアウト満塁、9回はツーアウト満塁まで行ったのだが…。

 作新学院としては、併殺崩れの1点が決勝点になったのがハガかった。神戸国際大付のようにサヨナラタイムリーエラーで負けるよりは遥かにいいけどよ。

 今日の試合では、鍛治舎監督が動いた。
7回ツーアウト1、3塁で田浦から川端へスイッチしたのである。

 
「回の途中での交代で、川端には気の毒なことをしました。回の頭から川端で行くべきでした」と、鍛治舎監督は、交代の場面を振り返った。

 が、田浦の試合後の談話は、
「7回は途中で指がつりました」であった。ったく、食えないおっさんだ。鍛治舎監督のスマイルに騙されてはいけない。

 あ゛〜、両校の対戦を昨夏の決勝戦で見たかったぜ。秀岳館が準決勝で北海に不覚を取ったのが未だにハガい。

 早実は、あと3点、届かなかった。とはいえ、試合内容は完敗に近い。

 投手陣があれだけ失点しては勝てんて。しかし、悔やまれる失点が多かった。

 3回裏に服部のクソ甘いフォークをライトオーバーに打たれたが、あれは取れたな。頭を越された瞬間、絶叫マシーンになっったわ。


 8回のエラーによる2失点も痛かった。追い上げムードになっていただけにな。

 今日は、投手リレーがうまくいかなかった。4回のツーアウト2塁での交代は疑問だ。

 1回戦で不調だった池田を、その場面で投入した意味がわからん。案の定、タイムリーツーベースを打たれた。

 6回裏の赤嶺の投入にも疑問を感じた。秋の公式戦の防御率が7.94のピッチャーを投げさせてはいかんよ。

 6回裏に5連打を食らった時は、6連続振り込みのようで息ができなかった。守備側のタイムのタイミングも悪かったように思う。

 打線は8点を取ったものの、要所を締められた感がある。8回の反撃の場面は、橘内が併殺に倒れたのが響いた。併殺でなかったら、マクっていたかもしれん。

 投手陣がシャワシャワだと、甲子園では大きく勝ち進めないということか。こりゃあ、夏の甲子園には出れんな。

 清宮がダッグアウトに下がる時、グラウンドを目に焼きつけていたのは、今日の試合が甲子園での最後の試合になるかもしれないと思ったからか?

 早実が敗退したのに淡々としている。共学になって母校愛が薄まったのは確かである。

 第2試合の解説は足達さんだった。正直言って、足達さんが最もヘタクソな解説者である。

 滑舌が悪いのは仕方ないとして、選手を呼び捨てにするのは如何なものか? 担当ディレクターが注意しろよ。

 足達さんの鼻血解説とは対照的に、第3試合の解説だった杉本さんの指摘は明快かつ的確であった。

 静岡の池谷投手がストレートばかり投げ込んでいたのを、
「ストレートばかりですと終盤に球威が落ちますから、緩急をつけたピッチングをすべきです」と、大阪桐蔭打線が終盤に池谷を捉えることを予言していた。そしたら、その通りになった。

 第3試合は、わけがわからない展開となった。1回表にバント処理のミスにつけ入って、大阪桐蔭が6点を先取した時は、
「決勝戦は大阪決戦になるな」と思った。

 ところがである。その裏、大阪桐蔭の先発左腕・横川もバントの処理ミスから崩れ、急遽リリーフした香川も打たれて、6点を取り返された。やはり2番手や3番手で勝てるほど甲子園は甘くないってことか。

 両校が初回に6点を取り合う…。地方大会のかわい子ちゃん同士の対戦ならいざ知らず、そんな試合は甲子園大会では記憶にないな。

 その後、静岡の池谷は速球を投げ込むことに徹し、2回から7回まで大阪桐蔭を抑え込んだ。解説の杉本氏によると、その間、変化球は1球だけだったという。

 大阪桐蔭は、2回からエースの徳山を投入した。徳山は2回に1点を取られたが、3回から6回までは、1人のランナーも許さなかった。

 が、7回にフォアボールで出したランナーがボークと内野ゴロで三塁に進み、タイムリーを打たれた。これで大阪桐蔭は2点のビハインドとなった。池谷の速球に差し込まれていただけに、このハガい追加点は重いと思われた。

 しかし、そのままで終わらないのが大阪桐蔭である。8回表にヒットエンドランを絡めて追いつき、代打の三塁打で勝ち越した。

 その裏、リリーフで登板したのは、スーパー2年生の根尾。その根尾も、静岡打線の粘りに遭った。

 ワンアウト1、2塁のツーストライク・スリーボールから、打者がボール球を2回振ってくれ、2回目は三振ゲッツーになって、何とか凌いだ。

 ワンアウト1、2塁のツーストライク・スリーボールの場面で、連続でランナーを走らせた意図がわからん。もしランナーがスタートしていなかったら、バッターはボール球に手を出さなかったのではないか? 

 2回のワンアウト満塁で、フィルディングのうまい徳山相手にスクイズを仕掛けたことにも、わしは首を捻った。これらの采配に、静岡のОB連が怒っている可能性がある。またぞろ監督交代がないとも限らん。

 99年の夏の大会の3回戦で、静岡は9回を2点のビハインドで迎えた。で、先頭バッターが出塁したのだが、何と、ベンチが次打者に送りバントをさせたのである。

 このシャワシャワな采配に激怒したОB連が当時の監督を監督の座から引きずり下ろしたのは有名な話である。

 って、本当に引きずり下ろしたどうかはわからん。ただ、大会後すぐに監督が変わったのは事実である。

 結局、第3試合は、大阪桐蔭が11−8で静岡を降した。こういう説明の仕様のない試合をものにしたのは、大阪桐蔭としては大きい。やはり決勝戦は大阪決戦か? 

 明日はサッカーもある。むろん、選抜もライブ観戦する。

 今月はティップネスの会費が無駄使いになっているのがハガい…。

次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
大会8日目