大会9日目
プー太郎生活807日目。
広陵、中京大中京、秀岳館、横浜のブロックは、球史に残る厳しいブロックであった。その厳しいブロックを勝ち上がったのは広陵だった。
その4校のうち、朝日は、中京大中京、秀岳館、横浜を5強のうちに数えていた。また、各スポーツ紙は広陵をB評価としていた。
わしは、大会前に、「大阪桐蔭、秀岳館、中京大中京、広陵が大会4強」と書いた。わしが慧眼であったことが今日の広陵の勝利で証明されたわけである。
秀岳館の完敗は予想外だった。打線がほぼ完璧に抑えられ、随所にミスが出たら勝てんわな。
広陵の勝因は、平元の出来が良かったことである。それにも増して、昨年のチームより打力が劣る秀岳館の弱点が露呈した感じであった。
今日も、中井監督の采配が冴えていた。スクイズ、代打などがズバリだった。
問題は、次の聖光学院戦である。中井監督は、平元の先発を回避するかもしれん。
わしは、強豪ブロックを勝ち抜いた高校が次の試合で強豪校でない高校に負けた試合を何度か見てきた。聖光学院が格上のチームに強いことも広陵には不気味であろう。実際、圧倒的に広陵が有利と目された2010年の夏の大会では、1−0で広陵に勝っている。
百貫デブ監督は、敗戦後、全てを受け入れたような笑顔であった。今日の試合内容では悔いがなかったと思われる。
「夢のような3年間だった」か。わしの記憶にも去年と今年の秀岳館の活躍は深く刻まれた。
大阪桐蔭にとって、今日の試合を勝ったのは、とてつもなく大きい。負けゲームではなかったものの、智弁和歌山の圧力の前に押されまくっていたからである。
ヒット数は大阪桐蔭が7本、智弁和歌山は12本。それでも智弁和歌山を1点に抑え、2−1で勝てたのは、守備の堅さと長打を1本しか許さなかったことが要因である。
大阪桐蔭の守備に凄みを感じたのは、最後のショートゴロゲッツーである。物凄い緊張感の中、よどみなくゲッツーを完成させたのには鳥肌が立ったわ。
それにしても、高嶋監督の選手起用には驚かされた。1回戦でホームランを打っている林を外し、1年生を先発メンバーに2人起用した。先発ピッチャーが春の近畿大会で大阪桐蔭打線に打たれている黒原というのも意外であった。
その黒原を大阪桐蔭打線が打ちあぐんだ。ボールが低めに集まり、内角攻めも効果的であった。
徳山は、試合展開と相手打線のプレッシャーで、かなり疲弊したと思われる。ムーミンは、3回戦の仙台育英戦は柿木を先発させるか?
朝日新聞にとっては、大阪桐蔭が勝って良かったな。記者座談会での大会5強が2回戦までに全て姿を消したら、メンツ丸つぶれとなるところであった。
そしたら、また、「『見る目がなかった』と言われても仕方ないが…」というフザケた言い訳をしたかもしれん。
智弁和歌山は、「敗れたりと言えども強し」のインパクトを残した。1、2年生に好素材が多いし、新チームに期待が高まる。
高嶋監督は71歳か。ということは、山口の智弁学園で監督をしていた時は31歳だったわけか。
77年の智弁学園は大型チームであった。山口は、高嶋監督が育てた投手でbPだと思う。
第3試合ではファインプレーが随所に出て、1‐0という試合であった。が、正直言って、第2試合に比較して緊張感が全く違った。
仙台育英の決勝点の場面は、サードがバックホームすべきだった。当たりが弱く、ゲッツーは無理だったからな。
しかし、その1点が決勝点になるとは、その時は全く思わなかった。それは、大井翁も同じだろう。
大井翁は、今日の試合で勇退となった。大井翁の最高傑作は、2014年の飯塚のチームではないか?
さて、仙台育英は、大阪桐蔭に対して勝ち目があるか? 仙台育英が勝つには、2、3点先攻して、長谷川が今日以上のピッチングを見せるしかない。
しかし、そういう展開を大阪桐蔭が許してくれるか? ただ、長谷川が大量失点することは考えにくいが…。
明日から3日連続で7時半起きとなる。それをハガいと思っているようでは、わしも甘い…。
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