大会12日目
プー太郎生活810日目。
昨晩はうなされた。ショートゴロのシーンが何度も夢に出てきた。
わしは引きずる性格なんじゃい。だから、夢に見たんじゃい。
剣持の妹がいつの間にか紅のことを好きになっていたように、わしも、いつの間にか大阪桐蔭を好きになっていたようである。
しかし、本当にあれはセーフなのか? ショートの泉口は、「中川がベースを踏んでいないのが見えた。セーフです」と言っていたそうだが、選手としては、そう言うしかないわな。
中川本人は、ベースを踏んだようなことを言っているくせぇ。ナインには、「あれはアウトだったよな」と慰めてられていると思われる。
朝、雨だと休むおっさんから、「朝日には、『コーチャーの彼が審判の目を見た』とあったけど、審判も人の子、しょうがない」というメールが来た。
雨だと休むおっさんも、「あれはアウト」と思っているくせぇ。それは、わしもだ。
大阪桐蔭が甲子園でサヨナラ負けを喫したのは初めてか…。確かに、記憶にないな。
ムーミンは後攻を好む。だから、キャプテンが試合の前のジャンケンに勝つと後攻を取る。
智弁和歌山との試合後、試合の前のジャンケンで高い勝率を誇る福井キャプテンが試合の前のジャンケンに勝つ極意を披露していたそうである。仙台育英のキャプテンとのジャンケンでは、それを逆手に取られたのではないか?
だから、手の内をばらしたらダメなんだよ。それは勝負の鉄則である。
ムーミンの談話によると、今日から新チームをスタートさせるとのことであった。
怪腕・柿木、左腕でバッティングもいい横川、1番・藤原、3番・中川、5番・山田、選抜では2番だった宮崎らが残る新チームがスーパーチームになるのは自明。わしは、早くも大阪桐蔭の新チームに惚れている。
第1試合と第2試合は、昨日の後遺症で呆けて見ていた。そういうこっちゃ、いかん。
三本松は、二松学舎戦で力を使い果たしていたのか? それとも、東海大菅生が強いのか?
後者であろう。今日は、ホームラン攻勢で圧勝した。
西東京大会の日大三戦をJ:CОМで見て、「甲子園で優勝する力がある」と思った。とはいえ、エースの松本が日大三戦ほどの出来ではないな。
天理も大量点を取っての勝利であった。2009年、2015年の天理は期待されながら甲子園で結果を残せなかったのに、ノーマークだった今年の天理がベスト4進出とは皮肉なものである。
天理の輪島というピッチャーは、あの横綱・輪島の息子なのか。それには驚いた。
横綱・輪島は、大鳴戸親方の「八百長」で、「輪島もデタラメな男で…」と書かれていた。また、御大・ジャイアント馬場も、「あの野郎、何の断りもなく辞めやがって」と怒っていた。
しかし、息子は立派に育ったんだな。ただ、今日はワンアウトも取れず、満塁ホームランを食らってしまったが…。
広陵−仙台育英は、長谷川が先発しなかったのが全て。
佐々木監督は、昨日の大阪桐蔭戦での疲労が残っていると見たのか? 途中登板した長谷川のピッチングからして、そんなふうには感じなかったが…。
もし長谷川が先発していたら、試合はわからなかった。それだけに仙台育英としては悔いが残る投手起用であった。
一方の中井監督の投手起用は、ある程度うまくいった。それが結果論というのはわかっとる。
中井監督の勝利インタビュー中に、「準決勝は天理ですが…」と聞いて、「あ〜」という声が出た。決勝戦のカードが埼京決戦になって欲しかったからである。
天理と広陵か。80年の準々決勝を思い出す。
渡辺−原のバッテリーを擁する広陵を、2年生軍団の天理が撃破した試合であった。その広陵で中井監督は、1番・ショートで出場していた。
尊敬する人物のアンケートで広陵のベンチ入りの選手のほとんどが「中井先生」と答えるほど選手から敬慕されている中井監督がキャプテンでなかったのが不思議である。
第4試合は、花咲徳栄の完勝であった。盛岡大付の関口監督としては、左腕の三浦が左バッターが6人の花咲徳栄打線に打たれたのと、当たっていた打線が綱脇に封じられたのが「計算外だよ、玄大佐」であったろう。
盛岡大付の敗退で、今年も東北勢の優勝はならなかった。ダルビッシュが3年の時、若生デブ監督が、「このチームで優勝できなかったら、しばらく東北勢の優勝はないでしょう」と言った通りになっている。
花咲徳栄は、今日も実力を如何なく発揮した。東海大菅生との準決勝は、事実上の決勝戦と言えるのではないか?
というわけで、今日は4試合とも勝つ高校を当てた。しかし、エラソーなことは言えん。ベスト8の予想は、東海大菅生と花咲徳栄以外は外したからな。
明日は休養日である。わしにとっては毎日が休養日である…。
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