大会13日目
プー太郎生活812目。
第1試合も第2試合も縺れた。準々決勝は大味な試合ばかりだったので、その分、今日の準決勝を堪能したわ。
決勝戦は広陵の4度目の正直か? それとも埼玉勢の初優勝か? 後者の方が可能性が高いと思う。
第1試合は、両校の投手陣が崩れて、壮絶な打ち合いとなった。中村の活躍が目立ったが、他の選手も打ちまくった。
特に大きかったのが9回表の3点である。あの3点がなかったら、9回裏にマクられていただろう。
実際、9回裏の天理の反撃は凄まじかった。高校野球はいったん流れが変わると濁流になるから怖い。
最後の場面は、3点差のツーアウト満塁でフルカウントであった。2番バッターがボールのスライダーを空振りしてしまったのは仕方ない。あの場面で見極めるのは、高校生には無理よ。
今日も、中井監督の投手リレーがうまくいった。山本が捉え掛けられた5回途中で平元にスイッチし、中村の好守もあって、平元が抑えた。9回は、平元がワンアウトも取れないところを山本に代えた。
山本をファーストで残していたのが最後に生きたな。代打、代走といい、中井監督の采配は冴えまくっている。
冴えまくっているといえば、第1試合の解説の杉本さんの解説も冴えまくっていた。そのうまさは、歴代の高校野球の解説者でbPと言える。
第2試合では、レベルの高い攻防が繰り広げられた。わしは、そういう試合が見たいんじゃい。
両チームとも走力が凄かった。暴走と好走塁は紙一重と言われるが、第2試合は好走塁の金太郎アメであった。
花咲徳栄の最大の勝因は清水の好投である。岩井監督が早めに清水を投入したのが成功した。
岩井監督は、明日も早いイニングで清水に繋ぐのではないか? 当たっている広陵打線でも清水を打ち崩すのは困難だろう。
東海大菅生としたら、8回のツーアウト満塁で、それまで20打数1安打だった9番バッターの岩瀬に2点タイムリーを打たれたのが「計算外だよ、玄大佐」であった。そういう場面で全く当たっていなかったバッターにタイムリーが出るのが高校野球よ。
岩瀬は10回裏にファインプレーを見せた。ツーアウト2塁で三遊間を抜けるかという当たりを取り、一塁へ矢のような送球で打者走者をアウトにして、サヨナラ負けのピンチを防いだのである。
その場面では外野の守備が深かったので、三遊間に打球が転がった瞬間、「前進守備だから、あかん」と思った。
だから、わしは花咲徳栄を応援していたんだよ。テレビ埼玉で花咲徳栄の全試合を見たので、花咲徳栄に思い入れがあるんじゃい。
明日で今年の大会も終わりか…。予選の早い段階から楽しんできたので、祭りの終わりを前に、すでに吐いている。
明後日以降を考えたくねぇ!
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