大会2日目
プー太郎生活1012日目。
網戸の専門業者は9時前に来た。
そう予想して、8時に起きて散歩を済ませた。この辺の読みの正確さは、竹井の捨て牌読みに比肩すると言える。
網戸の専門業者のおっさんが網戸を嵌めている間、日大三−由利工を見ていた。おっさんに、わしが高校野球マッドであることを見せつけたのである。
この前のそうだったが、おっさんからゲロの匂いがした。鼻バカのわしがわかるのだから、何とかした方がいいぞ。
おっさんもチョンガー・ザ・グレートと見た。わしや号泣組翁とおっさんが同類なのは、おっさんの雰囲気でわかった。
それにしても、「麻雀する時は金を持たない主義なんだ」がNGなのが納得いかん。おっさんの会社では回銭が出ないのか?
第1試合は、日大三が21世紀枠で出場の由利工を寄せつけなかった。これは予想通りである。
しかし、相手をクラッシュするまでには至らなかった。昨年のチームより打線が大幅にスケールダウンしたのは否めない。
ただ、新2年生の井上の成長でエース不在と言われた投手面での不安がなくなった。Dゾーンからは日大三が飛び出して来るか?
昨年のチームの金成に続いて、日大三のファーストは左投げであった。だから、わしは左投げのファーストが好きなんだよ。
日大三の甲子園での勝利は2011年の夏以来なのか。2013年、2017年の大型チームは甲子園で勝てなかったからな。
小倉監督は、3勝はするつもりくせぇ。3人いる女子マネージャーを、それぞれの試合にベンチ入りさせる予定だという。
それで思い出すのは、能代の左腕・高松である。
星飛雄馬ばりに右足を高々と上げるフォームが記憶に残る高松は、勝ち進むことを前提にスパイクを6足甲子園に持ってきたということであった。
だが、初戦で箕島に0−1で敗れ、スパイクを1足しか使うことができなかった。当時の箕島の勝負強さは鬼だった。
第2試合は、静岡の一方的な展開になった。神宮大会で大阪桐蔭に奮闘した駒大苫小牧が何もできなかった。
やはり2004年〜2006年の駒大苫小牧は突然変異だったんだな。わしは、田中が3年の2006年の駒大苫小牧がチーム史上最強だと思っている。
静岡の春は、奪三振0で完封か。奪三振0で完封で、池田の橋川が浪商打線を奪三振0で完封したことに頭が行った。
今日の大勝で静岡の栗林監督の首は繋がったであろう。いや、次の試合でヘタを打ったらわからん。
うるさ型のOBがごまんといる静岡の監督は大変だ。それでも、かつての銚子商の斎藤監督よりは遥かに楽だろうが。
膳所はゲンダイの書いたところの「粉砕された」形になったものの、思ったより善戦したのではないか? むろん、「21世紀枠は不要」という思いは不変である。
膳所高校のZの文字は鮮やかであった。「Z」で「ゼットン」が頭に浮かんだ奴は少なくないだろう。
第3試合が終わってから朝日の大会展望記事を読んだ。
「頭一つ抜けたチームは存在しない。90回目の春は実力伯仲の大混戦だ。
あえて優勝候補を挙げるなら、史上3校目の春連覇を狙う大阪桐蔭と秋の神宮王者、明徳義塾だろう。
大阪桐蔭は投打のバランスがいい。柿木、根尾らの投手陣は失点が計算でき、打線にも藤原、中川と軸がいる。
だが、例年に比べ、やや爆発力に欠ける印象もあり、どれだけ勢いに乗れるかが連覇への鍵となる」
ほぉー。大阪桐蔭が頭一つ抜けた存在ではないのか。
どの雑誌も、そして、横浜の小倉元部長も、大阪桐蔭を抜群の優勝候補に挙げているなか、朝日の記事は注目に値する。
「例年に比べ、やや爆発力に欠ける印象もあり」は、わしも同意である。
とはいえ、大阪桐蔭は籤運に恵まれた。決勝戦進出は堅い。
鶴竜が8場所ぶりに優勝した。「手負いの横綱に優勝されるとは、他の力士が情けないですね」と、明日、北の富士が言うのではないか?
今日の一番で印象に残ったのは、琴奨菊−阿炎である。立ち合いの変化で負けた琴奨菊が阿炎に怒り心頭だった。
さて、昨日のサッカーである。
まったくダメダメ。ボスニャックのバカの1つの覚えのデュエルで負けまくっていた。
ワールドカップで3連敗は必至だな。それも、3試合とも無得点という結果になろう。
試合終了後、ボスニャックは、しばらく椅子から立てなかった。ボスニャックが頑迷かつシャワシャワなのは確かとはいえ、これでは誰が監督でも同じ。
ボスニャックはボスニャックで、「こんな弱い国の監督を引き受けて失敗した」と、吐いていよう。
後半に入ってから全く攻撃の形を作れないでシュートゼロの惨状を見て、後半35分過ぎに松木が、「シャレにならないよ」と呟いたのに吹き出した。
そういうことを言える解説者は松木のみ。松木のファン目線での物言いは聞かせる。
明日は、花見に行くことになった。ラインで書記長に誘われたのである。
「公園なのでワンちゃんも連れて行けます」が殺し文句になった。誘われるうちが花だしよ。
むろん、第1試合を見てから家を出る。第2試合と第3試合は録画での観戦となる。
第2試合か第3試合が優勝候補同士の対戦だったら、さすがに断っていた。
さ、これから風呂だ。5分以内で上がったる!