大会3日目
プー太郎生活1013日目。
馬淵のおっさん、曰く。「九死に一生を得るような試合をしないと甲子園で上に行けない」
今日の中央学院戦は、まさにそういう試合であった。1点を追う9回裏にツーアウトランナーなしまで追い込まれたからな。
馬淵のおっさんも、観念したことだろう。9回裏のツーアウト目が相手シフトに長打が阻まれてのものだったので、わしも明徳義塾が負けたと思った。
そこから粘って2アウト1、2塁まで持って行き、最後は4番の谷合がセンターオーバーのサヨナラ逆転スリーラン。いやぁ、痺れたわ。
この展開では花見の時間に大幅に遅れるのも仕方ない。むろん、到着が正午過ぎになることはラインで伝えた。
書記長とムキリョクンとで、「第1試合が面白い試合になっているんだ」と言い合っていたそうである。
面白いなんてもんじゃねぇ。役満を和了ることがあるから麻雀を止められないのと同じく、こういう試合があるから高校野球ファンを止められんのじゃい。
市川の8回の乱れは、「よほどのことがない限り2点以内に抑える」と言っていた馬淵のおっさんには「計算外だよ、玄大佐」もいいところ。
8回の4四死球は、「よほどのこと」であった。4四死球が絡んではビッグイニングになるわな。
それでも、今日の試合をものにしたのは大きい。明徳義塾が大きく勝ち進むと見た。
花見は光が丘公園でした。光が丘公園に行ったのは初めてである。
花見にはムキリョクン夫妻と書記長父娘が先に来ていた。
ムキリョクン妻は、わしが以前会った時から激やせしていたのに驚いていた。ま、色々とあったからな。
書記長の娘さんとは初対面であった。女子大生相手に上がったわ。
書記長から、「ウルトラセブン 完全解析ファイル」というムック本をもらった。選抜が終わったら、じっくり読む。
ムキリョクンに今年の入場行進曲を聞かれたので、「今年は記念大会だから大会歌の『今ありて』だ」と答えた。
で、わしが「今ありて」を歌ってみせた。
あに? 「歌い手がヘタすぎて、聴いたことがあるはずなのにわからない」だと?
まあいい。小太郎を可愛がってくれたからよ。
犬は、いいツールになる。皆、小太郎がいることで和んだ。
来年は大勢で花見をやるかもしれん。その時は、また小太郎を連れて行こう。
帰宅してから、第2試合と第3試合を見た。
智弁和歌山は、辛くも富山商を振り切った。苦戦した理由は、高嶋監督が自信を持っている打線が不発気味であったからである。
特に3番の林が5タコだったのが響いた。林が復調すれば打線が繋がるだけに、林が感覚を取り戻せるかが上位進出のカギとなる。
それにしても、富山商のエースはいいピッチャーだった。智弁和歌山打線が手こずったのもわかるボールの切れであった。
高嶋監督は元気だな。御年71歳とは思えん。
高嶋監督が智弁学園を率いていたのは、もう40年も前か。高嶋監督の少壮監督時代を知っているかどうかに関しては、ここでは申し上げない。
智弁学園は3年連続で初戦を突破した。しかし、小粒感は否めない。
それは、2年前のチームのイメージが強いからだろう。2年前のチームと比較してはいかん。
明日は大阪桐蔭が登場する。ムーミンが誰を投げさせるのかが注目である。
明日の相手である伊万里は超ドかわい子ちゃんなので、3投手を調整登板させるのではないか?
相撲はこれから見る。鶴竜の優勝が決まっているから、北の富士の解説を聞くのを楽しみにしたい。
って、わしもあかん。敵である北の富士の解説に聞き惚れているたぁ。
相撲が終わり、花見もしたし、明日から選抜により集中したい。
全試合をライブで見られるのはプー太郎の特権である…。