大会8日目
プー太郎生活1018日目。
スーパーヅカン。馬淵のおっさんの気持ちは痛いほどわかる。
前の試合を逆転サヨナラスリーランで勝ったのを、今度は逆転サヨナラスリーランで負けるたぁ。
明徳義塾の敗因は打てなかったことに尽きる。馬淵のおっさんにとって、それは「計算外だよ、玄大佐」もいいところだったろう。
ただ、日本航空石川の左腕の出来が良すぎた。あれでは攻略は難しい。
第1試合で以下のことを再認識した。
@甲子園では2戦目が最も難しい
「子供達が、子供達が」と暑苦しく迫っていた茨城の某元監督の言ったことが、今日の第1試合で証明された。
A神宮大会の優勝校は選抜で優勝できない
神宮大会の優勝校が選抜でも優勝したのは、2002年の報徳学園が最後か?
明徳義塾のサヨナラ負けにまだ吐いているので、確認する余裕がねぇ。ともかく、神宮大会の優勝校へのマークがきついのは確かである。
Bチャンスの後にピンチあり
明徳義塾としては、9回表のワンアウト満塁の追加点の場面を併殺で逃したのが痛かった。
ワンアウト1、2塁から絶妙のセーフティーバントで満塁にチャンスを広げたという理想的なランナーの溜め方だったのだが…。
その併殺をネクストバッターサークルで見ていたピッチャーの市川は、さぞかし落胆したことだろう。それが9回裏の乱れに繋がったと思われる。
それにしても、最後は甘い球であった。ノーアウト1、2塁で打ってくるとは思わなかったのか、スッとストライクを取りに行ってしまった。
C余計なランナーは負けに直結する
9回裏は、ノーアウト1塁からフォアボールでサヨナラのランナーを出したのが致命傷となった。
D高校野球は後攻が有利
試合開始前に明徳義塾が先攻と知った時に嫌な予感がした。そういう勘は働くのである。
馬淵のおっさんは後攻を好むが、松田じじぃ監督の頃は、明徳は先攻ばかりであった。
池田と対戦した際は、同じく先攻指向の蔦監督と先攻を取り合っていたのを記憶している。
E左バッター偏重の打線は左ピッチャーに脆い
張本の、「左バッターに左ピッチャーじゃないのよ」は、わかっとる。
しかし、それはプロの話。高校野球はその限りではない。
思い出すのは、1980年夏のPLである。
当年のPLは、徳永、吉村、岡部ら先発メンバーのうち7人が左バッターで、大阪予選の準々決勝で近大付の左腕・浅香に3安打完封された。
その敗戦で3季連続で甲子園出場を逃したことになり、鶴岡監督は解任されたのであった。
鶴岡監督の後任が中村監督である。その神采配に何度吐かされたことか。
それにしても、明徳義塾が負けたのは残念だ。東海大相模との強豪対決が見たかったぜ。
第2試合は、智弁和歌山の順当勝ちであった。
が、モヤモヤ感は残った。打線が炸裂とまでは行かなかったことと、後半に病み上がりの平田が息切れして追い上げられたからである。
やはり林がイマイチだな。先制2点スリーベースを打ったものの、以降の打席は大振りが目立ち、ヒットが出なかった。
高嶋監督の、「私が教えた中では3本の指に入る」という林が覚醒しないと、準々決勝は厳しい戦いを強いられるだろう。
第3試合は色々あり過ぎた。1つ言えるのは、タイブレークにならなくて良かったことである。
タイブレークなど邪道そのもの。タイブレーク導入は、21世紀枠を撤廃しないこと以上の愚行だ。
智弁学園の敗因は、創成館の2番手に完全に抑え込まれたことである。それ以上に、9回裏のセンターの落球がぁ。
智弁学園が1−0とリードしたワンアウト2、3塁で、センターへ浅いフライが上がった。誰もが3塁ランナーが自重すると思ったところ、センターがまさかの落球。
わしも、「あっ」という声が出た。センターは、バックホームを焦ったのだろうか?
創成館は、完全に負けパターンに嵌っていた。
「打てる打てる」と思っているうちにズルズルと回を重ね、2回と5回は、タイムリーとなっていたはずの打球をセンターとファーストに阻まれるという展開の悪さ。
そんな展開で、よく逆転したものである。創成館が実力校であることは間違いない。
現在、午後5時。6時から読売−阪神を見る。
読売の先発が菅野では阪神に勝ち目はない。ストレスが溜まると日記でミスを連発するので、今日の日記はプロ野球中継が始まる前にアップした。
明日は、第1試合が8時半に始まる。第1試合が大阪桐蔭の試合なので、8時前に起きる。
日曜も8時半から試合開始である。2日連続で寝不足になるが、かまわん。
8時前に起きられない体質になってしまったことがハガい…。