大会9日目
プー太郎生活1019日目。
大阪桐蔭は、堅実な野球で明秀日立を降した。根尾が9回に乱れたので、8回の2点が効いた。
しかし、打線がイマイチだな。朝日の、「例年のような爆発力がない」というのは正しかったくせぇ。
大阪桐蔭の打線がやや迫力不足なのは、解説の杉本さんも言っていたように、藤原が万全でないのも一因だと思われる。
エースの柿木が登板しないで根尾が完投したのは、大阪桐蔭にとって大きい。雨天順延がなさそうから、優勝するには4日間で3勝しないとならないからな。
背番号6の根尾が投げているのを見て、浜松商の青野と智弁和歌山の清水に思いを馳せた。
って、古いぞ。青野は78年選抜、清水は97年夏での活躍じゃねぇか。
それにしても、フォアボールを9つも出して、よく1点で済んだな。常総学院のような嫌らしい野球をするチームだったら攻略されていたと思われる。
大阪桐蔭がブロックに恵まれたことは確かである。なんといっても、初戦が事実上の不戦勝だったのが大きい。
だが、次の相手である花巻東は少々厄介な相手。相手エースが好左腕だから、昨夏の仙台育英戦のような展開になるやもしれん。
第1試合が終わった後の「センバツ球春譜」では、昨年の選抜で1日で2試合が延長再試合になったことを取り上げた。
「これを機にタイブレークという新たなステージに進んだのです」だと?
高野連に阿るにも程がある。現場ではタイブレークに反対する声が圧倒的なのに、NHKの欺瞞に吐き気がしたわ。
第2試合は小野塚アナが盛んに投手戦と言っていたが、どう見ても貧打戦だって。
その小野塚アナの視聴者と解説の杉浦さんに媚びを売る実況には辟易した。
9回裏に彦根東が守備のタイムを取って内野手が集まっているのを見て、「『そだね〜』と言っている雰囲気ですね」と言ったのにヘドが出た。
杉浦さんは、それをスルーした。そんなもん、誰が相槌を打つよ。
9回を終わってノーヒットだった花巻東は、如何せん、打力が弱い。大阪桐蔭に勝つには、1−0か2−1しかないだろう。
「若いけど策士」と言われる花巻東の佐々木監督は、らしさを見せた。
先発左腕が全くストライクを取れないのを見て、打者1人で降板させたのには驚いたわ。
同点の10回裏にノーアウト1、2塁の場面で、左対左にもかかわらず強攻させて、チャンスをノーアウト満塁に拡大させた采配にも唸らされた。
明日の大阪桐蔭戦に何か秘策があるのか? 秘策が何にもナイマンだったら厳しい。
第3試合では、三重が乙訓を振り切った。Dゾーンから出てくるのは三重だろう。
三重の若い監督を嫌いになった。今日の勝利監督インタビューで、「あそこでホームランが出たのは必然です」とか、小生意気な発言が多かったからである。
第4試合も接戦になった。レベルが高い試合だったかどうかについては、ここでは申し上げない。
ともかく、タイブレークにならなくて良かった。タイブレークを考えた奴をしばき倒してぇ。
今日でベスト8が出揃った。わしのベスト8予想で当たったのは、東海大相模、智弁和歌山、創成館、大阪桐蔭、三重の5校である。
石川県の高校が2校残ったのは予想外であった。両校が決勝で当たる確率は単純計算では16分の1だが、実際は100分の1以下だろう。
ベスト4の顔ぶれは、東海大相模、智弁和歌山、大阪桐蔭、三重か? 予想が最も難しいのは、智弁和歌山−創成館である。
読売−阪神は、録画したのを見た。そして、吐いた。
あんだ、金本のクソ采配は!
藤浪を引っ張りすぎだ。どうして5回で降板させないんだ!
よしんば6回も投げさせたとしても、ノーアウト1塁の場面で交代だよ。
それを続投させて連続フォアボールたぁ、「ベンチがアホやから」としか言い様がない。
まあいい。ヤクルトが勝ったからよ。
やはり川端の復活と青木の復帰が大きい。打線の厚みが去年とは全く違う。
問題は先発投手陣の脆弱さである。あと3枚足りん。
明日も野球三昧だ。それは幸せなのだろうか…。