大会11日目
プー太郎生活1022日目。
誰に聞いても、「大阪桐蔭が勝つ」との予想だった準決勝・第2試合。
高嶋監督も勝利監督インタビューで、「大阪桐蔭と決勝で戦いたいと思っていました」と、大阪桐蔭の勝ちを確信していた。
しかし、試合は予想外の展開となった。大阪桐蔭打線が日大三戦で好投した定本を打ちあぐんだのである。
後出しジャンケンとなるが、そういう展開も、わしは予想していた。初回を見て、「これは接戦になるな」と思ったのは後出しジャンケンではない。
三重が3回に2点を先行したことで、大阪桐蔭打線が焦った。強引に打って出て凡退したり、手打ちになったりと、ドツボに嵌った感があった。
また、バントミスなど、らしくないプレーも目立った。そういう試合は、超Aクラスのチームが負けるパターンである。
それを9回に追いつき、タイブレーク寸前の12回ツーアウトからサヨナラ勝ちに持ち込んだ。こういう試合をモノにするのは、真に実力がある証拠である。
三重としては、同点となったランナーとサヨナラのランナーの出し方が惜しまれる。
前者はフォアボール、後者はエラー。特に後者は、大阪桐蔭にとってラッキー飯村であった。
三重の敗因の1つは、3回に3点目を取れなかったことである。その場面では、ワンアウト3塁を凌いだ柿木が粘ったと言える。
その柿木よりも根尾の方が遥かに球威もボールの切れもあった。柿木に代打を出した関係で、根尾に早くスイッチしたことが大阪桐蔭の勝利に繋がった。
明日の先発は根尾か? 今日の柿木の出来だったら、智弁和歌山打線に打ち込まれよう。
ちなみに、秋の近畿大会決勝戦では、柿木が智弁和歌山打線を7安打無失点に抑え、大阪桐蔭が1−0で勝っている。
ただし、その試合には智弁和歌山の主砲・林が出場していない。だから参考外と言える。
根尾が投げる場合は、井阪を先発オーダーで使える。柿木のバッティングが弱いだけに、根尾登板には、そういうメリットもある。
それにしても、タイブレークにならなくて良かった。クソ方式であるタイブレークなんぞ、見たくもなかったわ。
第1試合は、お互いに先発ピッチャーを誤ったことで乱戦になった。
ただし、レベルは高かった。乱戦は好きではないが、第1試合は手に汗握る好試合であった。
第1試合では、高嶋監督がベンチでキャッチャーの東妻に激怒したことが話題になっているくせぇ。
高嶋監督は71歳。相変わらずの仁王立ちといい、老いてますます盛んなようである。
智弁和歌山の勝因として、リリーフした平田の好投が挙げられる。失点は6だったものの自責点は2で、10イニングで被安打4であった。
大阪桐蔭打線も、平田が今日の出来だったら大量点は望めまい。明日はロースコアの試合になるやもしれん。
東海大相模とすれば、斎藤のスタミナ切れが残念であった。故障明けで投げ込みが不足していたと思われる。
平田が後半に入っても球威があったのに対し、斎藤は中盤から明らかに球威が落ちた。それでは、智弁和歌山打線に打ち込まれたのも仕方なかった。
東海大相模は、試合展開からすれば、勝てる試合であった。口を真一文字にしてダッグアウトに引き上げた門馬監督の表情が全てを物語っていた。
さて、明日の決勝戦である。智弁和歌山は、17年春、17年夏、17年秋と、大阪桐蔭に3連敗している。
4度目の正直が成るかが注目だが、やはり大阪桐蔭が優勢だろう。総合力で大阪桐蔭に一日の長がある。
抽選が行われた日の日記に、「決勝戦は、智弁和歌山−大阪桐蔭という近畿決戦のような気がする」と書いたのが当たった。
その確率は、16分の1×16分の1=256分の1。競馬がヘタクソな奴よ、チップ256枚分を早く振り込め。
明日は、決勝戦にふさわしいカードとなった。決勝戦を堪能したい。
「だが」である。明日、1時から2時の間に排水管清掃で人が来くさる。
弟に、「居留守を使いたい」と言ったら一喝された。もし自分の部屋の排水管を詰まらせたら、マンションの管理会社に大金をふんだくられるそうである。
それにしても、排水管清掃がハガい。間の悪さ、引きの弱さは、今年も元日からずっと続いている…。