世界名ボクサー100人

 
 プー太郎生活1073日目。

 井上の強さはあんだ? まさに圧勝であった。

 1階級上への挑戦、身長差、相手が10年間無敗ということで苦戦も予想された。

 それが1ラウンドでの完璧なKО。本当に強ぇ。

 バンタム級王者トーナメントが大いに楽しみだ。フジテレビよ、金に糸目をつけずに日本での試合にしろよ。

 それにしても、イギリス人チャンピオンがよく日本に来てくれたな。イギリスで試合をした方が遥かに有利なのだが。

 ガルーダの言うところの、
「敵地でも勝つ真の王者の姿を敢えて見せてやるのだ」をマグドネルは見せられなかったわけだ。

 試合後、マグドネルは泣いとった。帰国途上は、さぞかしハガいだろう。

 それにしても、ボクシングの試合での
「God save the Queen」は違和感があるな。「God save the Queen」はサッカーの国際試合でお馴染みだからである。

 今日もゲストの香川照之が切れまくっていた。バンタム級で
「あしたのジョー」を持ち出すところが香川たる由縁である。

 香川は、バンタム級の名王者として、オリバレス、サラテ、サモラ、ピントール、カニザレス兄弟を挙げた。彼らの名前をよどみなく言ったのもが香川たる由縁である。

 オリバレス、サラテ、サモラ…。ということは、香川も
「世界名ボクサー100人」を買ったな。

 わしは、後生大事に
「世界名ボクサー100人」を保管しているぞ。具志堅、アリ、ホームズ、アルゲリョ、ゴメス、サラテが表紙を飾っている。

 
「世界名ボクサー100人」で度肝を抜かれたのは、サラテの54戦54勝52KОという戦績である。軽量級のバンタム級で、しかもボクサータイプで、この驚異のレコード。

 サラテがゴメスにKO負けをした試合でメキシコ人が吐き倒れたのは想像に難くない。もっとも、その試合前にサラテは減量に失敗していたが。


 バンタム級王者トーナメントか…。それを知って、元バンタム級世界王者のファイティング原田は、どう思ったであろうか? 

 今日も観戦に来ていた原田は、
「僕の時は世界チャンピオンが8人しかいなかったからね」と、自慢げに現役時代を振り返っている。

 今日のダブル世界タイトルマッチは、2ラウンドと1ラウンドで決着した。

 ともに日本人が勝ったとはいえ、フジテレビとしては痛し痒しだったと思われる。いや、プロデューサーは陰で吐いておろう。

 昨日は大相撲で大一番、今日はボクシングで大一番があった。見ている方も疲れたぜ。

 しかし、全勝の栃ノ心が正代に負けるたぁ。大関の座は手中にしたが、優勝の行方はわからなくなった。

 だから、昨日、
「まだ3日ある」と書いたろ。昨日の解説で栃ノ心の優勝が決まったかのような発言をした境川親方には大喝だ。

 これから久々に
「世界名ボクサー100人」を読み返すか。読み出すと止まらくなろう。

 「世界名ボクサー100人」で、明日もザトペックになれそうもない。そういうこっていいんじゃい!

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