浮かれるのは早い

 
 プー太郎生活1099日目。

 

 この‘わびすけ’の言葉を、昨日の勝利で浮かれている連中に進呈したい。

 セネガル戦、ポーランド戦と、日本より遥かに格上のチームとの対戦が残っている。そのことを忘れるな。

 セネガル−ポーランドは、決着がついて良かった。何も1位抜けする必要はないのだから、勝ち点0のチームがもう1つある方が日本には有利となろう。

 しかし、ポーランドはハガい負け方だったな。2失点目は説明の仕様のない失点の仕方であった。

 ちなみに、セネガル−ポーランドの立ち上がりは、電車の中で携帯のワンセグで見ていた。

 わしのスマホにはワンセグ機能が付いていないので、携帯を鞄の中に入れていたのである。

 ムキリョクン邸からの帰りが遅くなることを予想し、携帯を持っていたこの判断力は見事としか言い様がない。

 電車では、日本代表のユニフォームを着た若造が、わしの横に居た。おめぇも、セネガル−ポーランドをワンセグで見てろや。

 さて、昨日のコロンビア戦である。

 まさに、
「これしかない」という勝ち方であった。いや、試合前にあの勝ち方をシミュレートした奴は誰もいまい。

 昨日の試合では、福本伸之の言うところの
「突風」が日本に吹いた。運の要素がある勝負事では、「突風」には抗えない。

 試合は最初から波乱含みであった。試合開始前にサイドがチェンジになったのも記憶にないな。

 立ち上がり3分にハンドでPK、しかもレッドカード。コロンビアからすれば、3巡目にインパチを打ち込んだようなものである。

 そういや、学生時代、競馬がヘタクソな奴に3巡目にで親満を打ったことがあったぁな。

 ピンフ・三色・ドラ1だと? 何が、
「出るか、ドラそば」だ。

 
「突風」も、川島のチョンボで台無しになるところであった。ボールがゴールラインを超えているのを最もわかっていた川島がノーゴールを主張したのは見苦しかったわ。

 川島のミスについては、ティップネスでも話題になっていた。おばさん2人が川島のことを腐していたのである。


 
おばさんA:あれ、止められなかったのかしら 

 
おばさんB:あれが入ってなければ2−0で勝っていたのに 

 
おばさんA:ねぇ 

 
おばさんB:ホント、もったいなかったわ 

 
 あれが入ってなければ2−0で勝っていたのに…
「南海権左じゃねぇぞ」と、独り言を言ってしまった。

 ともかく、香川はよくPKを決めたわ。それと、大迫のヘッドもドンピシャであった。

 大迫のヘッドで勝ち越したシーンをムキリョクン妻は、なぜか2階に行っていて見ていなかった。

 それにムキリョクンが、
「お前、何やってんだ。2階に行く用なんてなかったろ」と、ムキリョクン節を炸裂させていた。

 それにしても、アディショナルタイムが異常だったわ。

 前半、PKのシーンでかなりのロスタイムがあった。なのに、アディショナルタイムは1分。

 後半はロスタイムがほとんどなかったが、5分もアディショナルタイムがあった。アディショナルタイムが5分で、わしも、書記長も、ムキリョクンも、絶叫マシーンとなった。

 試合終了の場面は、よくわからなかった。カメラワークがヘタクソもいいところであった。

 ヘタクソと言えば、競馬がヘタクソな奴め。試合中に3本もラインをよこしやがってぇ。

 21:10 「クソは出ません」

 
21:12 「相手をして下さい」 

 
21:16 「もしかしたら忙しいのですか?」 

 このお返しはたっぷりさせてもらうぜ。今晩、ライン爆弾を敢行する。

 試合開始直前の西野監督の表情といったらなかった。いくらなんでも緊張しすぎだ。

 試合中は、ぺケルマン監督の表情がこわばりまくった。あの展開では、名将といえども、そうなるわな。

 ところで、ボスニャックは、昨日の日本の勝利を、どう思ったであろうか? 誰ぞ、コメントを取って来い。

 コロンビア国内では、昨日の負けに非難轟となっているようである。21世紀枠に負けたようなものだから、それも当然である。

 21世紀枠…。この意味不明の枠をコロンビア人に説明できる奴はいまい。

 ムキリョクン妻は、ピザを2種類、ピザの宅配業者に注文した。近所にオープンしたばかりだそうである。

 ピザの宅配業者の兄ちゃんはコロンビア戦の途中で来た。コロンビア戦を見ないとは信じられぞうだ。

 2種類のピザがマヨネーズ味でなくて助かったぜ。マヨネーズは、この世の食べ物じゃねぇ。

 書記長からは、神宮球場でのヤクルト−読売戦のチケットをもらった。

 一瞬、7月11日という日を見て、
「うわっ」と思った。まだワールドカップの開催中だからである。

 が、その日は深夜のみの試合であることが判明し、今年も神宮球場に観戦に行くことになった。

 ただ、8月14日のは断ってしまった。その理由は書くまでもなかろう。

 相変わらずセルジオ越後先生が苦言を呈している。

 
「勝ったことは本当に良かった。でも、采配で勝ったわけじゃない。

 試合開始早々にPK獲得、相手の退場というプレゼントがあったから勝てた。

 喜んでばかりでなく、冷静に反省することが必要だ。

 数的優位の中でも前半は攻められた。突き放さなければならない時間帯に、同点に追いつかれたのが問題だ。

 長谷部と川島の衰えがまた出た」 

 しかし、これは正論である。長谷部と川島をもう使うな。

 明日は、号泣組翁に会いに行く。翁とコロンビア戦の感想戦ができないことも書くまでもない。

 だが、わしらの関係は、そんなのを超越している。だからして、それに不満はない。

 明日、帰宅するまでにスペイン−イランの結果を知ってしまったら暴れる!

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